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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 第113話 感想3: 完結編は『ネギま!』型、それとも『神のみ』型?

2019-12-05 19:20:13 | 五等分の花嫁
『五等分の花嫁』は、著者のツイッターでの公表によると14巻で完結とのこと。
となると、あと9話とか10話くらいで終わり。
つまりは、以前から言われていたとおり、今年度いっぱいで、2020年3月に完結、というスケジュールのよう。

そうなると、12月はあと2話かな?
つまり、
次回、四葉が自分には資格がないとか言ってゴネたところを、
(四葉のことだと、そのまま逃亡する可能性もあるw)
次次回で、風太郎が説得し、世の中がクリスマスになるタイミングで、四葉と風太郎がラブラブになる、という展開かな。

で、年が明けた新年号?あたりから、落ち穂拾いのようなエピソードをはさみつつ、受験で超苦労する五月とか描きながら、その様子に四葉がちょっと嫉妬しつつ、卒業イベントを迎え、最終2話くらいで結婚式かね?

あ、そうか、風太郎と四葉の進路の話の回もあるんだろうな。
風太郎は、ずっと四葉の進路のことを気にかけていたし。

で、最後の場面は、四葉だけでなく他の4姉妹も含めて花嫁姿の五つ子が登場して、「五月の森」ならぬ「四葉の森」のかたちで五つ子ゲームをやって「完!」。

「春場ねぎ先生の次回作にご期待ください!!!」

・・・って流れなんだろうな。

もう、超予定調和の消化試合のような展開だけどw

でも、「ねぎ先生」のペンネームのもととなった「ネギ先生」の出る『ネギま!』の最終コーナーが、まさにこんな感じだったよね。

魔法世界編を解決したネギくんが、最終バトルを経て「強敵」転じて「友」となったフェイトを交えて魔法世界の崩壊をなんとかするための準備に勤しむ、という体裁で、もろもろ、落ち穂拾い的エピソードを続けていった時期。

『ネギま!』シンパのねぎ先生からすると、まさに大団円の後でしみじみと来し方行く末を描くような展開にするんだろうなぁ、と。

そういう展開なら、113話で示された四葉を選んだ!ということで、五つ子のうち誰が(鐘キスの)犯人か?、もとい花嫁か?というメインストーリーは終わり。

で、まったくもって、四葉エンドで問題はないのだけど、でも、113話最後に編集部がつけた「風太郎の決断は――。」がちょっと引っかかっているので、もしかしたら、もう一山、あるのかなぁ、と思ったりもして。

そのとき、気になっているのが、前にマガジンではなくサンデーで連載していた『神のみぞ知るセカイ』の最終コーナーね。

くわしい展開はウィキでも見てほしいけど、あちらの最終コーナーでは、天理という幼馴染の女の子が最終的な本命かな、と思わせておきながら、ちひろ、という物語中盤でかなり残酷な目に合わされた対象外だったはずの子が、突如、救済されるように選択された。

まぁ、これだけの説明だと何のことだか、全然わからないと思うけど、要するに、過去には土壇場で本命と思しき子が変わる、という展開も、一応あったということ。

なので、「風太郎の決断は――。」の一文が気になったのでしたw

といっても、2019年内のあと2回で誰かは決まりそうな勢いだけどね。

とはいえ、四葉エンドで気になるのは、それがあまりにも予定調和だ、ということで。

風太郎の前でずっと自分を殺してきて、風太郎と再会してから1年半ほど?自己完結してきた「こじらせっ子」である四葉が、風太郎に素のままで向き合う姿はもちろん、会ってしかるべきなのだけど、でも、どうしてもこの四葉問題の解決は、この物語では避けては通れない必須要件だと思うんだよね。

ちょうど、取ってつけたように登場した実父・無堂のように。

だから、風太郎が、6年前に「必要な人」になるために勉強を頑張ろうと誓いあった四葉と、素のままで向き合う機会は絶対必要なことはわかるとして、それが「最後の祭り」の最後の話なのかな、とは思う。

しかも、無堂のケースとは異なり、四葉問題は、当事者たる風太郎と四葉の間だけで向き合わないことにはどうしようもないことなので。

だから、その分、なぜ今?という気もちょっとする。

あとは、五月がいったように、この5人から1人だけに会いに行く、という設定は、あくまでも五つ子の提案であって、風太郎には、また別の告白プランがあったのではないかな、と思ったりもする。

なので、素直に風太郎が従わなくちゃいけない道理もないよなーと。

ただ、そう言った一方で、こうした読者の疑問を潰すために、わざわざ前田&武田とのボーイズクラブ的トークが挟まれていたのだろうなあ、とも思う。

あ、そうだ、
予想通り、確かに113話は『最後の祭りが風太郎の場合』だったわけだけど、風太郎と対話を務めたのは、想定していた竹林ではなく前田&武田だったのでw

いやだから、これは前回も書いたけど、今の風太郎が四葉に大恩を感じるのは確かなので、彼女の真意を確かめることも含めて、四葉に「まず」接触しないことにはどうしようもないわけで。

あと、読者的にも、『最後の祭りが・・・』の五つ子担当回を経て、四葉だけが、結局、風太郎に自分の気持ちを伝えていない点で、風太郎が、どんな形であれ、なにかを決断するには、四葉の真意を確かめないわけにはいかない展開になるのも当然の流れなので。

その予定調和をベタにそのままやるのかなー?とは思う。

ということで、何度も今までも書いてきたように、四葉の本心を風太郎に明かすためのドラマが必要なことはとてもよくわかる。そのうえで何かありえるのかな?ということ。

もっとも、こんな管を巻くようなことをかけるのも、次の114話までの間だからなんだけどねw

単純に、物語として、もう一捻りあってもいいかなぁ、という気はしているだけなんだけどね。
別に四葉が嫌いというわけではなく。むしろ、四葉の本心は是非とも、本人の口から風太郎に告げてほしいと願っているので。

その意味で、もはや作者の代弁者ではないかと時々思うくらい、メタコメントの多い五月のいう「上杉くん、ここからですよ」の含意が気になるんだよねw

ただなぁ。
四葉エンドがわかってから見直すと、随所に、四葉の風太郎に対する気持ちが漏れている場面は、ホント多いので、むしろ、これが本命だと言われれば、もうぐうの音も出ないレベルなんだけど。

そういう意味では、『ネギま!』型ではなく『神のみ』型の、え?そこに最後は落ち着くの?というサプライズもちょっと期待したくはなるのだけど。。。
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