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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

Fate/Grand Order - 絶対魔獣戦線バビロニア - 全21話 感想: 賢王ギルガメッシュの凛々しさが予想に反して素晴らしかった!

2020-03-24 18:34:26 | Fate
全21話を見終わって、とにかく最高だったのはギルガメッシュ。

いや、Fateの本編では、なんていうか、ギルって、とにかく不遜で残虐な英雄王じゃない?

ところが、そんな非道ぶりはFGOではすっかり鳴りを潜めて、とにかく様々な意味で誠実な王様として国民に対しても客人に対しても接していた。

最初、この賢王バージョンのギルを見たときは、はぁ?、これ誰?、あとでこれ、きっとハシゴを外してくるのだろ?と思ったのだけど、結局、そんなことはなかった。

控えめにいっても、超カッコイイ王様で。

最後の最後まで、信ずる道を歩む、という姿勢を崩さなかったからね。

まぁ、完全にギャップ萌えw、でもあるわけど。

でも、このギルの存在感はすごい。


それから、アナ。彼女もよかった。

当初はただの幼女枠かなにかと思っていたけれど、このウルクにおける彼女の体験が、結局、最後に、一種のウルクの民への恩返しとして、ゴルゴーンとしてティアマトに一矢報いようとするのだから。

しかも、その振る舞いは、同時に藤丸たちへの援護にもなるのだから。

いや、このあたりのひねりは実にうまくて、地味に涙腺を刺激してくる。

だって、再登場の折には、ゴルゴーンの姿で現れるから、てっきりゴルゴーンはティアマトの援護のために登場したとばかり思っていたら、実は中身はアナでした、というのだから。

このアナ=ゴルゴーンの存在は、なんか見終わってからじわじわと来るんだよねぇ。


で、それに比べればちょっとインパクトは弱いけれど、イシュタルとエレシュキガルの双子のような、鏡像のような関係もよかった。

特に、途中、藤丸に接触を図ってきたのは、イシュタルではなくエレシュキガルだったところ。

もっとも、あの時点では、エレシュキガルがイシュタルとうり二つであることは明かされていなかったので、これもまた、終わってみればなるほど、という感じだったわけだけど。

だから、英霊、というか、神たちの間の活躍、ならびにそこに至るまでのそれぞれの確執に注目すれば、普通に面白かった。

ちなみに、エルキドゥ/キングゥについては、ちょっとキャラ造形もCVもイメージと違っていたので微妙w


こうした英霊/神に比べれば、藤丸とマシュは、もう語り部というか、進行役っていちづけでいい。

というか、そもそもゲームではプレイヤーのポジションなわけでしょ。

だったら、あまり出張ることなく、とにかく目の前の物語世界の案内役くらいの位置づけでいてくれればいい。

実際、終盤は、この二人の力じゃ、ほとんどなにもできなかったし。

藤丸が籠絡した女神たちが頑張ってくれたからなんとかなっただけだから。

いや、アナ経由でゴルゴーンまで自陣に最終的に加えるとは思ってなかったけどw

ということで、開始当初は、なんだこれ?と思っていたけど、第2クールから終盤にかけては、普通に面白かった。

続編があるみたいだけど、そちらについても、藤丸/マシュを進行役くらいのちょい役にしておいてくれるといいかな。

むしろ、これは英霊/神の壮大な戦い!くらいにうそぶくくらいで丁度いいと思う。
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