BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 第118話 感想2: 物語の語り手は風太郎ではなく〈彼女〉だった?

2020-01-22 11:50:20 | 五等分の花嫁
118話の結果を受けてこれで首尾よく、四葉と風太郎がお付き合いするようになりそう。

ただ、こうなってくると気になるのは、風太郎も四葉とともに、小学生のときの京都での出会いをすっきり「健忘」でもしない限り、彼のナレーションが成立しないのだけど。

このあたり、どう解決するのだろう?

で、思いついたのは、第1話冒頭の独白として、

「夢を見ていた、君と出会った高校二年の日、あの夢のような日の夢を」

と語っているのは、今まで風太郎だとばかり思っていたのだけれど、実はそうではなく、五つ子のほうであった、ということ。

となると、、風太郎のことを「君」と呼ぶのは誰か、ということ。

それは、四葉、五月、しいていえば、一花、なのだけど。

でも、118話に出てきた「恋の思い出」という言葉につなげれば、第1話冒頭の言葉を告げていたのは、五月、でもいいように思える。

つまり、この『五等分の花嫁』という物語の「語り手」は、今までずっと新郎である風太郎だとばかり思っていたのだけど、そうではなく、結婚式のシーンを眺めている「五月」だったのではないかということ。

『五等分の花嫁』という物語は、(風太郎のではなく)五月の回想として語られていた。

だったら、一応、整合性はつくし、五月が最初から、物語の要所要所に関わってきてもおかしくはない。

なぜなら、この物語は、五月が回想して語っているものだから。

それなら、いわゆる「五月皆勤賞」という現象にも説明がつくし。

いや、こう考えるのは、多分に118話のタイトルである「五月の思い出」に引っ張られているからなのだけど。でも、それなら、五月に、日の出祭の時に、風太郎を「君」と呼ばせた意味もあるよね。
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