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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

リコリス・リコイル 第12話 『Nature versus nurture』 感想: 確かにもうドラマとかはどうでもいいアトラクションの時代なのかもね。

2022-09-18 11:32:14 | リコリス
うーん、なんかいろいろとツッコミたくなるところがモリモリでどうしたものかなぁ。

千束とたきなのアクションだけなら面白いよ、確かに。

でもねー、それにしたって、前回も思ったけど、いくらリコリスが子どもの頃から訓練を受けているからといって、あんな高度のタワーの外に放り出されて、むき出しの鉄骨の上で何らビビらずに戦える、さらにはそこから生還できる、って、何なの? って。

まぁ、落ちるなら5階から落ちても100階?から落ちてもどうせ地面でぺっちゃんこになるから変わらないでしょ?ってことかもしれないけれど。

その手の、リアリティを欠いた描写がそこら中にあって、さすがにちょっとね。

フィクションなんだから、どうせウソなんだから、もう盛れるだけ盛っちゃおうぜ、って作り手の意図がそこら中にあふれていてw

まぁさ、そもそも千束の回避術そのものが超人めいてるんだから、いまさらなんだけどさ。

でもね、たとえば、人工心臓を埋めたという吉松だけど、本当に心臓を入れ替えるために手術で開胸したなら、あんな簡単に肋骨はつながらないんだよ。

だから、それだけであの手術痕がフェイクなのはわかるのだけど。

そもそも千束自身、その手術を受けているわけで、術後の回復にどれくらい必要か、なんてこともわかっているはずで。

まぁ、だから千束は、吉松を信じなかったんだ、ってことかもしれないけれど。

でもだったら、「心臓が逃げる」といってしまうたきながあまりにもおそまつ、ってことになる。

あれだけ、全部、吉松の計画を見抜いて、コナン君みたいな名探偵ぶりをしめしていたのにねw

なんかね、そういうのが目立った回だった。

こういうの見ると、単に人目をあつめればいい「アトラクションの時代」に移ったんだな、って思うよね、マジで。

DAの対応もひどいし。

真島がしでかしたプロパガンダ作戦にまんまとのって、伝統あるリコリスを全部潰しに来たリリベルのおっさんとかw

どちらも司令がアホすぎる。

その楠木からの依頼を、あの状況で普通に受けて、吉松との因縁をあんなにあっさり無視できちゃうミカも大概だし。

なんかね、各キャラの心情も判断もブレブレ。

そういうところが重なると、やっぱり粗ばかりに見えてきちゃうんだよね。

よかったところといえば、くるみがロボ太に無双したところくらいw

で、よくわからないけど、結局最後は、千束と真島の一騎打ち?というか、真島からしたら因縁の対決、リベンジ?に行き着くわけで。。。

うーん。

結局、千束の心臓ってどうなるの?ってのは完全に置き去りになってるし。

というか、やっぱり一番わからないのは、あれだけクールヘッドでかつての電波塔事件で真島たちを圧倒していた千束が、強情なまでの不殺の人になってしまったところ。

吉松による「救世主」の刷り込み、というのは、さすがにきっかけとしては弱い。

そういう各キャラのバックストーリーは別の機会に回しただけかもしれないけれど。

あるいは、一応、次回、真島との決戦?のなかで語られることになるのだろうけど。

どうなんだろうね。

そういえば、真島がばらまいた1000丁の銃の回収はどうなったのだろう?

そういう事後処理も次回なのかな?
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