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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ちはやふる3 第21話『ひともをし』 感想: ようやく主役3人のゴールが見えた!

2020-03-04 18:30:18 | ちはや
『ちはやふる』は第1シーズンからのお気に入り。

だから、原作にはずっと手を付けずにいる。

ということで、原作は未読。

で、今回、ようやく高3になってからの、千早、新、太一、の3人のゴールがはっきりした。

って言っても、要するに、若宮クイーンと周防名人に挑む、という、当たり前といえば当たり前、王道といえば王道のゴールが、今更ながら、はっきりさせられただけなのだけどw

もっとも、ここに来て面白くなってきたのは、どうやら周防名人と太一が、かるたのスタイルとしては似ていること。

そして、当の周防名人自身が、太一に関心を示し始めていること。

しかも、気分的には、太一を自分の弟子筋に位置づけたくなっているという感じ。

それは、多分、周防名人からすると、目の持病で選手生命に限りがある、ということと、にもかかわらず、彼には、かるた自体でなにかを成し遂げた、という達成感のようなものを必ずしも得てはいない、ということ。

強いて言えば、この間までの、原田先生との名人戦を通じて、初めてかるたの面白さをい知ったところはあって。

その面白さを、残された選手生命の中で楽しみ尽くしたいのと、周防名人なりに、自分の後継者を残すことに、若干の執着を見せているからなのだと思う。

それは、結局のところ、原田先生を負かした後に、新が来年の名人戦まで名人位にい続けろと、殴り込んできたからなのだけど。

多分、精神的には、ホント、新は原田先生の弟子、という気分もあるのだろうね。

だから、その原田一門に対して、きちんと胸を貸すつもりになったのだと思う。

ただ、その一方で、同じ原田一門のひとりである太一を、半分引き抜く感じで、目をかけるようになる、という展開かな。

どのみち、自分に挑戦しようとしている新の前に立ちふさがる強敵を用意しておきたいというのもあるのだろうけど。

でも、太一の中に、自分と同じ器用さと、それに根ざした小狡さを見抜いたのだろうね。

いや、「負けないかるた」、「相手に勝たさないかるた」、って、やっぱり底意地が悪くないとできない頭脳戦だもんね。

まぁ、秀才と天才、どっちがエライ?、という感じだけど。

いや、この場合、天才はもちろん、サラブレッドの新、それから、若宮クイーンと千早ね。

で、秀才は、周防名人と太一。

後者がダークっぽいのが玉に瑕だけどw


ともあれ、物語の終幕に向けた舞台設定が完全に用意された、という感じ。

ただ、その一方で、第1シーズンの頃に感じられたような「開かれた可能性」はだいぶ、縮減して、なんだか、思い切り狭い世界での攻防に行き着いてしまった気もするのだけど。。。

しかし、第3シーズンも、ぼちぼち終わりとして、これ、第4シーズンは、そんなに間を空けずにやってくれるのだろうか?

ここまで続けてきたのだから、最後まできちんと映像化してくれると信じているはいるけれど、できれば、それほど間を空けずにやってほしいなぁ。

若宮vs千早、新vs太一、そしてその勝者vs周防名人、って早く見てみたいよ。

でも、この座組だと、周防名人が、マジでラスボスなんだけどw
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