雑記帳(新居)

移転完了しました

ママドワ、Chieriに移籍

2007-03-01 22:53:06 | バレーボール
ママドワが、今シーズン終了までセリエA1のChieriにレンタル移籍する。(本籍はAzerrailのまま)先週からFIPAVのサイトには情報が出ていたが、2/27付けでチームの公式サイトでも発表されている。

とにかくうれしい!!
し、今からどきどきしている。

ママドワには、とにかく早いうちによりレベルの高いリーグを経験してほしいと願っていた。短い時間であれそれが実現することもうれしいし、しかも移籍先がChieriとはさらにわくわくする。現在のChieriは、セリエの12チームでママドワの力を最も必要としているチーム、ママドワの活躍のチャンスが最も大きいチームだからだ。
ここまでのChieriは、とにかく点取り屋が点取り屋の役目を果たしていない。勝点獲得に貢献した試合が全くない。今シーズンのChieriは、エリカとフィオリンのレフト線の得点が極端に多い。昨シーズンまではセッター対角にゼトバなりゴディナなり強力な選手を獲得していたのに、それがAngeloniとはダウングレードしすぎだ。12月にはUstymenkoという選手を獲得しているが、それまで各国リーグでのらしい実績もない選手であり、いきなり活躍を期待するほうが無理である。やはり、ここまでアタック決定率は30%そこそこ。それでもスタメンで出さざるを得ない。

欧州CL、Azerrailはプレーオフ12でBergamoと対戦し、2試合ともいいところなくストレートで敗退。ママドワの今シーズンはこれで終了と思っていた。こんな新しい舞台があるとは夢にも思わなかった。欧州CLで早期敗退してしまったことで、このようなレンタル移籍が実現したのだろう。

不安はもちろんいくつもある。欧州CLのプレーオフではBergamoの徹底マークにあい、シャットされるかミスばかりだった。ママドワはブロックをかわす打ち方は上手くない。体勢が悪いときでも無理に打ってブロックされる場面を、世界選手権でも欧州CLでも何度となく見ている。果たしてこれでセリエで通用するのかどうか。

また、ママドワが活躍するには時間があまりにも短い。残り試合が(この記事を書いている時点で)9試合ということに加え、Chieriは下位チームとの対戦が総当たりの前半に集中する。第18節からトップとの地獄の4連戦で、下位との対戦で後に残るのはPadova戦しかない。残留あるいはプレーオフ進出に向けて最も重要な、次節Altamura戦、続くForli, Piacenzaあたりとの対戦には、間に合わない、無理にチームに入れたとしても力を発揮できないおそれが大きい。
ママドワはひたすらオープントスを打つのだから攻撃での複雑なコンビあわせはいらないとしても、ブロックやレシーブの体制に適応するにはそれなりに時間がいるはずだ。

ポジションも気がかりである。イタリアでは打ち屋をセッター対角に配置することが圧倒的に多いし、現在のChieriではエリカ・フィオリンのレフト線は不動である。
しかし、ママドワはアゼルバイジャン代表でもAzerrailでも、絶対的エースだがポジションはレフトである。(現在のロシアとかかつてのクロアチアと同じシフト)そもそもママドワがライトから打つのをほとんど見たことがないような気がする。ママドワはライトから打つのを得意とするとは思えない。(そのあたりもバーバラとそっくり。バーバラはVの最後のシーズンにはセッター対角起用になったが)
ママドワとあわせる時間がほとんどないことを考えても、ママドワをライトに回すのは不適切と思われる。とすると、フィオリンがライトへ回るのが最もまともだろうか。エリカのライト起用は、モッタ監督のときのブラジル代表の悪夢を思い出させるので、やはり避けたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿