雑記帳(新居)

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東レPPO予選第3日(9/15)

2008-09-16 03:09:32 | テニス
Kanepi 2-1 Douchevina 4-6, 7-6(4), 6-1
カネピはエストニアの重戦車といった感じである。身長も高いが全体に体格が大きい。フォアもバックもサーブも相当なパワーがあってとにかく重そうだ。
対するドゥシェヴィナは、普通のロシア選手という印象である。ベースラインでの打ち合いになればねばり強さを発揮する。

この対戦、第2セットまでは、ほとんどのポイントが「カネピが決める」か「カネピがミスする」かのどちらかだった。
しかし、第2セット中盤までは、ドゥシェヴィナの粘りが優っていた。カネピは競り合った肝心の場面でミスを犯すことが多かった。
第1セットは、ドゥシェヴィナが先行しカネピが追い上げるという展開が2回繰り返された。しかし、ドゥシェヴィナ5-4リードの第10ゲーム、カネピのサービスゲームだったが、40-15からこのゲームを逆転でドゥシェヴィナにブレークされてしまう。
第2セットも4-1ドゥシェヴィナリードとなったけれども、第7ゲーム、7回のデュースの末カネピがブレークしてから試合の流れが変わる。第9ゲームはドゥシェヴィナの40-0からカネピが逆転でブレーク。4ゲーム連取でこの試合初めてゲームカウントでリードを奪った。しかし第10ゲームはドゥシェヴィナがすぐにブレークバック。第11,12ゲームは両者キープでタイブレーク。セット中盤にはブレークの応酬になったけれども、このタイブレークはうってかわって引き締まった展開になる。結局カネピがただ1回のミニブレークのリードを守りきって7-4でタイブレークをとった。
屋外の1番コート、晴天でかなりの暑さになった中で、第2セットは1時間を大きく超えた。この第2セットを失ったことで、ドゥシェヴィナが完全に切れてしまったようだった。第2セットまでに比べて明らかにミスが早くなり、打球にも力がなくなったように見えた。いらいらを露わにする場面もあった。第3セットは開始からカネピが5ゲームを連取して事実上試合を決めた。

この日は有明コロシアムと1番コートに分かれて試合が行われた。この試合が一番面白そうだと予想していって、それが正解だったのはよかった。が、1番コートでまったりと試合を観戦してコロシアムに向かうと、もう2試合終わっていて、伊達を見られなかった。試合速く終わりすぎ。

Rezai 2-0 Savchuk 6-1, 7-5

レザイは、身長は大きくない選手だが、とにかくフォアでもバックでもフラットの強打をどんどんたたき込む。これをやられたらどうしようもない。ただし少し粘られたり左右に振られたりすると、ミスする確率も高い。何ともわかりやすい選手だ。
Savchukのほうは…この試合ではどのような選手かあまりよくわからなかった。唯一印象として残ったのは、ネットプレーを比較的多用する。サーブアンドボレーとは違うが、リズム感としてはモーレズモに近い?

第1セットは、レザイが強打で圧倒。Savchukはレザイのミスで時々ポイントを拾うだけという感じだった。
しかしながら、第2セットでは、Savchukもレザイの強打に少しずつ順応してきた感じで、逆にSavchukが攻める場面もわずかながら出てきた。6-1, 5-2レザイのリードの第8ゲームでは、Savchukがマッチポイント5本をしのぎ、さらにレザイのミスにもつけ込んで第10ゲームまで連取、5-5に追いつく粘りを見せた。しかし第12ゲーム、合計7回目のレザイのマッチポイントで、Savchukがアプローチを大きくふかしてしまい決着した。