雑記帳(新居)

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分散計算update

2005-09-18 00:22:09 | MyPC
United Devicesについては、8月から9月上旬にかけてひどく混乱した状態に陥り相当怒ったけれども、あっさりと戦線の立て直しに成功している。
以前にたまっていた計算結果を送信しまくったところ、予想より相当古い課題の結果でも受理されたので驚いた。3週間以上経過した課題が受け入れられたこともある。もちろん、参加する分には制限時間は長いほうがありがたいに決まっている。しかし、公式に明らかにされた内容(から推定して起こるべきこと)と実際の処理に大幅な落差があるのは、どうかと思う話である。

さて、ルルは当初2.25GHzで動作させていたが、色気を出して限界を探ってみたところ、なんと2.46GHzで安定稼働に成功した。Pentium Mの定格は薄いノート(ビアンカとかリリアくらい)で利用することが前提である。放熱だけなら、ルルの筐体が狭いキューブ型ケースといってもそれよりはるかに余裕がある。だから不思議ではないにしても、+23パーセントとは凄すぎる。
Pentium M一族は「帰ってきたP6ファミリ」である。つまりPentium !!!の直系の子孫である(P6ファミリの起源をもっとさかのぼれば、Pentium Proまでたどり着くはず)。オーバークロックまで古き良きMendocinoとかCoppermineの時代に戻ったようである。
なお、前回の記事で、オンボードデバイスや拡張ボードが気がかりと書いたけれども、AGPあるいはPCIバスはオーバークロックにならないよう、マザーボードが自動的に倍率を変更しているようである。その心配はいらなかった。
ルルのメモリも1.5GBytesに増強している。これにより、UDにおけるルルの総合評価は一気に212となった。現在のユリア(当時の名前はアリーナ)を編成したばかりの頃、2.36GHzまでクロックを上げて総合評価200を達成したことがあったけれども、安定稼働できるクロックが次第に下がり結局は2.24GHzに落ち着いてしまった。それ以降、多くのマシンが総合評価190台には到達したものの200には届かなかった。
計算によると、総合評価217くらいで時給が上限の40ポイントに到達するので、そこまであと5点に迫った。もっとも、その5点は極めて遠い。評価を上げる余地はCPUしか残っていないからだ。現在のユリアで評価200を狙ってからここまでくるにも、1年以上かかっている。


一方、Folding@Homeは予想以上に厳しい競争であることがわかってきた。1GHz Pentium3を1日稼働させておよそ50点なので、現在の成績の約18万点は、そのCPUで10年分になる。これで2800番台という順位だから、上位についてはUD以上に猛者が多いと推定される。ヴィクトリア・ルル・ビアンカを追加したにもかかわらず、ようやく現在の順位を維持というところだ。