一昨日の昼間、巴川の側道を歩いていた。
柳橋近くの土手から下を見ると白いクーラーバッグが落ちている。
蓋の上には水が溜まっているので誰かがわざと置いたものではないだろう。
更によく見ると、中には大きな鯉がいる。
死んでいるのかと思ったが、暫く観察していたら口をパクパク開けていた。
きっと誰かが釣った獲物を下に落としたのだと思われる。
狭い中で苦しそうであった。
助けてあげようかとも思った。
しかし、そこに行くのには2メートルも下なので、降りたら今度は自分が上がってこれなくなる。
可哀想で残念ではあったが早く満潮になるのをお祈りして家路についた。