パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

大きな変化はパソコンの方では?

2010年05月18日 21時12分30秒 | Weblog
5月28日のiPad 少しばかり待ち遠しい
特に新しい物好きというわけでもないし
アップルファンでもないが
久々にワクワクした感じの商品だ

さてこの商品 巷では電子書籍が話題になって
本の流通がすっかり変わってしまうのでは
と予想されているが(日本では著作権の件でまだそれほど進んでいない?)
自分に関しては、これで本を読む事は現時点で
あまり考えていない

ディスプレーで読むのはしんどいのと
寝転がって読むので、うっかり寝てしまって落として壊したりするのが怖いし
そんなに重いものはいつまでも支えられない
それにやはり本は本の良さもある
所有する満足感と紙の匂い、どこからでも瞬時に開く事ができる
つまり本に関しては音楽が配信に取って代わってしまったほどには
自分は利用する事はなさそう
特に重い内容の、所謂書籍の類いはやっぱり本という形で求める事になるだろう
ただし軽い雑誌なんかはこのダウンロードの形を利用するかもしれない

ところが実はこの商品、本当の一番変化を引き起こしそうなのは
パソコンの利用なのではなかろうか
メールとブラウザが(インターネットの利用が)
機械の起動のストレスもなく簡単にでき
なおかつ簡単な操作でできるとなると
さてこれから先いちいちパソコンのパワーボタンを押す事になるだろうか

おまけにお遊びのソフトもしっかりあるようだし
仕事利用にしたって仕事用のソフトは
そのうちそどこかのサーバ上のソフトが使えそうになるだろうし
結局パソコンなんてインターネット接続さえできれば
用が足りる世界になっているのではないのか

自分は3Gのモノを求めないが
3Gのタイプを求める人はインターネットの
プロバイダーとの契約も不必要になるのでは

書籍よりも自分はこちらの方の変化が
大きいような気がするが果たして、、、
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孫さんの交渉力

2010年05月17日 20時17分09秒 | Weblog
iPadの3Gは結局ソフトバンクだけに!

自分はiPhoneもドコモだったら購入したかもしれないのに
いちいちキャリアを替えるのは面倒だし
中継局もソフトバンクは少なくて通じない事があるとか
の噂もあって二の足を踏んでいた

ところがiPadはドコモの可能性があると期待していたのだが、、、

正直なところ消費者の立場からすれば、一番シェアの大きい
そしてサービスエリアも安定しているドコモが扱ってくれれば
便利この上ない

ところがiPhoneに引き続きiPadもソフトバンクの手に落ちてしまった

とは言うものの、自分はiPadについては家から持ち出して使う気はないので
無線の機能だけのでいいので3Gのモノは求めないが
この通信会社の決定について客観的に眺めると
ソフトバンクの孫さんの交渉力はたいしたものだと感心せざるを得ない

今度はガリバー企業のドコモに!
通信会社の発表が遅くなればなるほど、その可能性が高いと思っていた

ここでアップルは何をもってソフトバンクを選んだのだろう?
iPhoneの実績を評価した?
きっとそれだけではないだろう
なにかもっとアップルにとって好都合な条件の提示があった?

細かい事は分からないが、外野の見物客からすると
孫さんの迫力、熱意(それはある意味アップルの条件をのむ事)に
アップルがうなずいてしまった様にさえ見える

一方、ドコモ側はなんだか官僚、役人的で交渉の迫力がなかったのでは、、、

かってな想像だが、孫さんの前に出る迫力(将来的に成功するかどうかは分からないが)
これは創業者独特のものがある
結局、人を動かすのは人間力!
こんな風に結論づけるのは、ロマンティックで甘すぎる?
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大当たり!諏訪内晶子のコンサート

2010年05月14日 20時59分03秒 | 音楽
ビックリするような深紅の、大きく背中の開いたドレスを纏い
大きな歩幅で舞台中央付近まで歩き、位置を確かめると
愛用のバイオリンのチューニングの確認もしないうちに
直ぐに演奏は始まった

後期の弦楽四重奏曲にも見られるようなユダヤ系の(?)
ゆっくりしたメロディーで始まる
このショスタコーヴィッチのヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 OP.77は
初めて聴く曲
決して親しみやすいメロディーではないが
何かひどく真面目なものを感じさせる

彼女は体を大きく揺らし感情を込めて音楽に奉仕しているよう
そう確かに感情がこもっている様に感じられた

ヴァイオリンという楽器は
実は感情を込めるのに適した楽器かもしれない
音楽は形式、構成の完成度で評価されるよりも
音による感情表現とした方がしっくりくる

始まって時間が経過しても相変わらず理解しやすい感じはない
といって不愉快でもない
むしろこの感じは現代の複雑な、閉塞感のある時代の雰囲気に
妙にマッチして、現代人にしか理解し得ないような音楽に思える

その深紅のドレスの存在感が凄いせいかどうかは分からないが
このヴァイオリン協奏曲は全くヴァイオリンが女王様のよう
あるいはアリアを歌うヒロインの様

しかし、なぜこの曲を彼女は演奏するのか?
ベートーヴェンやメンデルスゾーンやチャイコフスキーではなく
好んで聴く事の少ない、当然聴衆も少なそうで
高い評価も得難いようなこの曲を

そういえば前にこの人の演奏を聴いたのは
ベルクの例の12音技法によるヴァイオリン協奏曲だった
この時も、何故このような曲を演奏するのだろうか
と思ったのを覚えている

その美貌と、演奏する曲の難解さはひどく不釣り合い
の様な気がした
もっと通俗的な曲を演奏すれば
彼女はもっと好まれたり人気が出るだろうに!

サイモン・ラトルの様に彼女も現代音楽の普及に責任を感じているのか
それとも単にプロモーターの依頼に応じて演奏しているだけなのか

いずれにしても、この現代曲を全身全霊で演奏する彼女
この曲が名曲かどうかは分からないが
4楽章が終わるまで楽しめたのは事実
というより、曲が終わった瞬間は
熱気から解放されたような、魔法から冷めたような雰囲気が
会場全体から感じられた

なんだか分からないが、確かにものすごいものを聴いた(経験した)という感覚
そんな気分を味わっていたのではないか?

この諏訪内晶子のコンサート
自分が経験したここ数年の中では出色のもの
その生演奏としての集中力は圧倒的だった

じつはこの日のコンサートチケット
知り合いからプレゼントされたものだったが
大ヒットだった
いた大当たりだった(ホント大もうけだった!)

はなしは急に変わるがこのショスタコーヴィッチの曲を聴いている最中
不意に後半のプログラムの事が気になった
後半はベルリオーズのイタリアのハロルドだけれど
現代音楽の色彩豊かな刺激的な音を聴いた後では
流石のベルリオーズの魔法もつまらなく感じてしまうのでは?


しかし、幸いな事にベルリオーズはただ者じゃない
確かに何か残ったか?
と問われると答えに困るかもしれないが
瞬間的なオーケストラの色彩や迫力はベルリオーズの真骨頂発揮
オーケストラ音楽の楽しみを満喫できた
(おいしいメロディーもあったし)

このコンサートは「名古屋国際音楽祭」
ユーリー・バシュメット(指揮・ヴィオラ)&国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団
ヴァイオリン 諏訪内晶子
5月13日(木) 愛知県芸術劇場コンサートホールで行われたもの

プログラムは
ショシタコーヴィッチ 祝典序曲OP.96
ショウタコーヴィッチ ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調OP.77

ベルリオーズ 交響曲「イタリアのハロルド」OP.16

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リルケ

2010年05月12日 21時11分07秒 | Weblog
小林秀雄じゃないが、突然「リルケ」という言葉が浮かんだ
今の気分にあっているかもしれない
そんな確信に近い感情に動かされて新潮文庫の「リルケ詩集」を手に入れた

急いで、ページをめくる
そこには不思議な事に、期待したものとほとんどずれていない
内容の詩が随所に見られた

汎神論的な、全てを受け入れる様
内面に深く入り込んで、全ては心の動きのなせる技
そんなことを美しくはないが、説得力のある語彙で立ち向かってきた
しかし、集中力を欠いて読むと
これらは単なる単語の羅列に過ぎない

おそらく20年ほど前、何かの機会に
『ドゥイノの悲歌』を手にしたとき
その1ページ目からその世界に引き込まれて
それらを理解できたかどうかはさておき
一気に最後のページまで読んだ(?)事があった

9番目だったか10番目だったか
全てを(生を)肯定的に受け入れているところが
とても感動的だった
(しかし、読み返していないので、その解釈でいいのかどうかは
 実は自信がないのだけれど)

だが時々思う
この手の作品はいったい誰の為に書いているのだろうかと

天の啓示のごとく完成しなければならないとの思いに駆られて
孤独な作業を続ける人の姿はどこか常人ではない
彼らは何かと引き換えに彼らにとって
ものすごく大事なものを得たに違いない

この歳になると、人は
「あれもこれも」は得る事ができず
「あれか、これか」しか手に入れられない事が
多少の諦めも混じって、実感として分かってくる

孤独なリルケの頭の中は、しかし確固たる何かを掴んだようで
(そこに至る道がどれだけ大変だったとしても)
ある意味羨ましい

もっとも、その精神状態(何かを掴んだという確信)は
一瞬のうちに消え去るものかもしれないが
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今日も日本代表について

2010年05月11日 20時29分34秒 | サッカー
日本代表の選抜について一言述べたい人が多くいるらしく
ネット上のいろんなところで
どちらかと言えば岡田監督に批判的な意見が多いようだ

普段あまりサッカーを見ないとか、知らない人は
選ばれたメンバーは代表戦でのマスコミで
目にしたり耳にするから「これでよし!」
「なにをそんなに怒っているのか?」
と冷めて見ている

しかし、少しでもサッカーにはまった連中は
この4年に一度のお祭りを目一杯楽しみ
進むべき方向のチェックの機会を少しでも無駄にしたくないと考える

それは単に勝ち負けだけでなく
生き方、考え方にまで通じるからだ

話は飛ぶが、ある人の書き込みに

岡田監督はいろんな場面を想定して選んだ、と言っているが、
サッカーはそういうものではない。
ハイレベルな選手が、ハイレベルでかみ合って、ようやく紙一重の勝負に勝てるのだ。
特定の場面に、それに見合う特徴の選手をあてがえば思い通りの結果が出るような、そんな単純なものじゃない
日本代表は、いろいろな特徴で、その時点でNo.1である選手の集まりでなければならない

とあったが、この人の心の叫びは(たとえ自分勝手な思い込みだとしても)
痛い程よく分かる

岡田監督 フランス大会にカズを外して一気に
本大会の興味、熱気を奪ってしまったが
今回も同じような事をしていないか?

もっとも人間は間違いを起こすし、それに対して
真正面から責任取ったり開き直られたら
それはそれで仕方ないかもしれない

それにしても、、、

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今更、仕方ないけど、、、

2010年05月10日 21時05分13秒 | サッカー
ワールドカップ日本代表23人に
やはりサプライズはなかった

でも川口は少し疑問、気持ちは分からないではないが
ずっと出ていない選手を選んで
経験が皆の士気を鼓舞すると言われても
選ばれなかった人の気持ちを考えると割り切れない

石川、前田、小野、小笠原、田中、香川
岡田監督のチームに貢献不足
チーム戦術に馴染んでいないと判断されても
それだけのチャンスを与えられたわけでもないし

なんだかな、今の気分は
2006年の時のジーコの場合とよく似ている
可能性は予想できる範囲のような、、、
トルシエの時のようなワクワク感は全くない

監督には選手を育てるのが上手い人と
勝負師として選手を上手く使う事のできる人がいるが
岡田監督は後者の方
彼が育てたのは多分長友だけ(?)
内田もちょっとブレーキがかかってしまった

人間だから好みはどうしようもない
自分とは全く反対の評価の大久保が順当に選ばれている
森本も果たして計算できる選手なのかは疑問なのでは?
(マスコミが作り上げようとし過ぎ)

不正確だが速いプレー
とにかく見た目には一生懸命頑張っている様に見える選手
残念ながら今の日本代表はこうした選手が多い
それは現在の応援する人々(マスコミが主導する判断)の高評価につながっているが
もう少しゲーム全体をコントロールできるような
落ち着いてミスの少ない選手も必要と思うのだが、、、

それとこの手の試合には努力だけでは何ともならない
センス、天賦の才能というものが必要とされるのでは?
この場合そうした選手は普通の判断では測りきれないようなところがあるだろう
しかし、そういう選手を使いこなしてこそ監督というものだろうに

今更何を言っても仕方ない
後は選手たちに目一杯頑張ってもらうしかない





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サプライズは?

2010年05月09日 16時56分11秒 | サッカー
ない!と予想。

今までの岡田監督の方針(考え方)からすると
新しいメンバーの入るのは難しい
コンビネーション命みたいで、熟成されたチームを
更に進化させる事はあっても
新しい力で刺激を与えるような事はしないのでは

という事で
GK       楢崎
DF 内田 闘莉王 中沢 長友
MF    長谷部 遠藤
  中村俊  本田   玉田
FW      岡崎

これがファーストチョイス

バックアップとして
GK  川島、西川
DF 駒野 今野 阿部
MF 松井 稲本 中村憲 石川
FW 森本 大久保 香川

でも、本当は選んでほしいのが
小野 小笠原 平山 前田

昨年得点王の前田を選ばないのは不思議だし
ポストプレーも安定しているから少しばかりボールが落ち着きそうだし
昨年MVPの小笠原も勝負強いし安定感がある
また小野は今期は調子がよく清水の躍進を支えているし
同じような事をしているようでも効果的なプレーが生きている
平山はムラがあるけれどあの身長は最後の手段としては使い道ありそう

だけど選ばないと思う

良くも悪くも日本代表選手というのは
その時の最高のプレーヤではなく
その時の監督のイメージ、好みにあった選手に過ぎない

しかし、いつものワクワク感のない顔ぶれで
果たしてどうなんだろう

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本当に庶民の願った姿なのだろうか?

2010年05月07日 21時54分45秒 | Weblog
4,5日少年サッカーの試合が行われる飯田市に赴いた
初めて訪れた町で見かけたものは
コメダ珈琲、一番カルビ、ブルドッグ、西松屋、BOOK OFF
イオン、コンビニetc
つまりFC展開をしているチェーン店、あるいは大手流通
しかし、これらはどこでも見られるもの
たしかにどこでも安定した味だったり、品ぞろえだったりするが
金太郎飴はどこかつまらない

はたしてこれが本当に庶民の望んだ姿だったのだろうか
売上が上がっているから支持されているのかもしれない
しかし、それでも何か違うのでは?
との思いをぬぐい去ることはできない

同行した人いわく
知らない街に行ったときには
日本酒と漬物を買うことにしている(飲んだり食べたりすることにしている)
なぜならこの二つは明らかに違いがあるから
その違いを確認するのが楽しい、、

このようなどこに行っても同じ世界にしてしまったのは
我々の責任かもしれない
しかし、残念ながらここまでつまらない世界であるとは
予想できなかったのも事実

ないものねだりかもしれないが
もう少しいろんな店があるほうが
実は住みやすそうな気がするのだが

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好きなショパンの曲(今日の気分で選べば)

2010年05月03日 16時22分20秒 | 音楽
今年は残念ながらゴールデンウィーク恒例の
ラ・フォル・ジュルネには行けなかったのでテレビで我慢
(今年はショパンがテーマ)

定番のどの曲が好き?
のアンケートがあったので自分なりの答えを考えてみた
まずは、なにをおいてもマズルカ
どの曲というよりは、このジャンル全体が好き
短くて気が利いていて、おいしいところがふんだんにあって
大げさでなくて、しかし芸術的で
そのなかでも今日は作品68-4 最後のヘ短調を選んでみた
どこに向かうか分からないような、不安なデリケートな音楽
サロン音楽から離れたところにいる
何かを求め続けたショパンの姿がある

ノクターンでは20番の嬰ハ短調
この曲、シプリアン・カツァリスの演奏会のアンコールでの印象が
深く残っている
主だった曲が終わりみんな出来上がった状態で
つまり曲自体を楽しむ状況で演奏されたこの曲
ほとんど皆、忘我状態で曲が終わったのも気づかないくらい
生演奏の楽しみこれに極まり!といったところ
おかげで本当のプログラムよりこちらの方が覚えてる

あと一つは練習曲「木枯らし」
バックハウスの余裕綽々の演奏は
それまで聴いていた曲とは全然違って聞こえた
大きく把握して抜群のテクニックで音楽に奉仕
たしかに少しばかりごついかもしれないが
こんなショパンもあっていい

探せばまだまだこの曲も!
という事になりそうだけれど
とりあえず今日の気分はこんなところ
(ピアノソナタ3番も追加してもいいかな?)


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