パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

好きなショパンの曲(今日の気分で選べば)

2010年05月03日 16時22分20秒 | 音楽
今年は残念ながらゴールデンウィーク恒例の
ラ・フォル・ジュルネには行けなかったのでテレビで我慢
(今年はショパンがテーマ)

定番のどの曲が好き?
のアンケートがあったので自分なりの答えを考えてみた
まずは、なにをおいてもマズルカ
どの曲というよりは、このジャンル全体が好き
短くて気が利いていて、おいしいところがふんだんにあって
大げさでなくて、しかし芸術的で
そのなかでも今日は作品68-4 最後のヘ短調を選んでみた
どこに向かうか分からないような、不安なデリケートな音楽
サロン音楽から離れたところにいる
何かを求め続けたショパンの姿がある

ノクターンでは20番の嬰ハ短調
この曲、シプリアン・カツァリスの演奏会のアンコールでの印象が
深く残っている
主だった曲が終わりみんな出来上がった状態で
つまり曲自体を楽しむ状況で演奏されたこの曲
ほとんど皆、忘我状態で曲が終わったのも気づかないくらい
生演奏の楽しみこれに極まり!といったところ
おかげで本当のプログラムよりこちらの方が覚えてる

あと一つは練習曲「木枯らし」
バックハウスの余裕綽々の演奏は
それまで聴いていた曲とは全然違って聞こえた
大きく把握して抜群のテクニックで音楽に奉仕
たしかに少しばかりごついかもしれないが
こんなショパンもあっていい

探せばまだまだこの曲も!
という事になりそうだけれど
とりあえず今日の気分はこんなところ
(ピアノソナタ3番も追加してもいいかな?)


コメント
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