パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

秦氏の研究

2013年01月04日 20時51分31秒 | 

京都の初詣のきっかけになった本
今現在ページは最後の方になっているが、残念ながら充分に理解したとは言いがたい
何しろ前提となる知識がこちらにないのと
しばしば出てくる神様や人の名前が読めないし覚えられない
そして推論の元となる資料の文章も漢字の雰囲気はわかるが
正確な意味は理解できない
ということで、この厚い本も後少し残すところになっていても
読んだという感じはしない
しかし、それでも我慢してここまで来たのだから
興味深かったのには間違いない

秦氏に興味を持ったのは映画村のある京都の太秦という地名が
秦氏に関連があるという事実
この外国からの人々は何をしたんだろうと
素朴な興味が広がった

昨年は偽作の噂もあるが古事記が編纂されて1300年
それもあって書店には古事記関連の本が並んだが
そこに出てくる猿田彦も秦氏に関連があるとかないとか
秦氏はシルクロードの西の方からやってきたとする
ちょっと怪しげだが面白い本も手にして
それでも少しは真面目に取り組んだ本に挑戦してみよう
ということでこの本を手にしたわけだ

外国の影響
奈良の唐招提寺を見ると確かに日本と言うより
どこか遠い国の影響を感じる
正倉院にも外国からの琵琶が収納されていたりで
あの時代でも想像以上に世界は狭く
様々な交流があったのではと容易に想像できる

その外国人の秦氏
酒の醸造も、伏見稲荷も、また絹織物も、猿楽も
もしかして古事記の編さんも、上賀茂神社との関連も
八幡宮、白山信仰にも、、、もしかして物部守屋にも
とにかく様々な関わりを持っている
これほど一族なのに表にはそれ程出てこない
(自分が知らないだけかもしれないが)

この本は、実際に本で紹介された場所に行った後
再度読んだほうが理解が進みそうだ

それにしてもこの本をまとめるためにの参考資料が
連記されているが、その量の膨大なこと
随分時間をかけて執筆したのがそれでよく分かる
まさに労作、こういう人がいないと研究は前に進まないのだろう

今年始めて読み終えた本がこの「秦氏の研究」となるのは
一年の計は正月にあり
ということで、読書にとっては良い年になりそうかな


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