福袋

主婦の朝の大事な仕事はチラシのチェック
どの食品がいつもより安いか、頭に入っている価格と比較する
はっきりと分かる１０円以上の違いもあれば、数円違いの場合もある
日々教育されて、自分もいつの間にかいくつかの商品の
お買い得価格は覚えてしまった

時には同じ日に競合店のチラシが入ることがあるので
安い方に行くと（食べ物の買い物は苦痛ではない）
違う店でよく見かける人に出くわす
（みんなすごいな！）

新年になると福袋を扱う店が出てくる
あまり福袋の誘惑に乗らない我が家も
食品なら当たり外れはないから、たまには購入しても良いと
「あったら買ってきて！」との声が上がる

「〇〇のついでに行ってくるね！」
開店３０分すぎの店に出かける
店から出てくる人は殆どの人が、大きな赤い袋を持っている
店に入ってもレジに並ぶ人はやはり目立つ赤い袋を持っている

福袋が陳列された棚にあるのは２つだった
限定１５０袋とチラシにはあった
その前で購入を迷っていたひとの横から
サッと１４９番目の福袋を取り上げた
迷っていた人も焦って最後の一つを取り上げたようだった

「きっと商品券も入っているよ」
の予想通り、５００円の商品券が入っていた
２０００円の福袋の中身はこんなだった

食品だからハズレはないと覚悟していた我が家の偉い人も
袋から一つずつ出す度に、「これは良い」との声があがる

重量感のある袋は、りんごジュース、油、ドレッシング、生しょうゆ、マヨネーズ等の
液体商品のせいだった
かつおパック、塩こんぶ、海苔、インスタン味噌汁は普段でも使えるので
「買えて良かった」との総合評価だ

これらの商品の総額はいくらかわからないが
得した感覚はあるので、久しぶりの福袋の購入は当たり！
と偉い人は感じているようだ

年始めの運試しは、滑り込みセーフというところか