パンセ(みたいなものを目指して)

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急ブレーキ

2018年03月15日 19時28分15秒 | 徒然なるままに

最近本を読んでいない
手元には図書館から借りてきた本が二冊、アマゾンで購入した本、途中で投げ出して再挑戦しようとする本がある
しかし、どうも読む気になれずにいる
それはまるで急ブレーキを踏んだかのよう
少し前まで気負って難しそうな本に挑戦した反動が来ているのかもしれない
もしかしたら、森友学園の決裁文書の改ざん絡みの現実が、時代の変わり目かもしれない気がして
そちらの方に関心がいってるせいかもしれない

それにしても、よくわからないのが国家公務員法の以下の項目
法令や上司の命令に従う義務(国家公務員法第98条第1項)
職員は、その職務を遂行するについて、法令に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。

これを現在問題となっている改ざんした人物に焦点をあわせると
彼は職務上の命令に従っただけだとすると、その人は罪に問うことができるのだろうか
法律というやつはややこしくて、職務上の命令が成立するのが定義されていて

  • 権限ある上司から発せられる命令であること
  • 上司の職務権限内の事項であること
  • 実行可能な内容であること

職務命令に重大かつ明白な瑕疵がある場合は、無効であるから従う必要はない。
ただし、当該命令が無効であるか否かは、客観的な認定によるべきものであり、
部下が上司の職務命令について実質的な審査権を持つとまではいえないものと解される。
(結局個人の判断は無効?部下は反対意見をいうことはできるが、それだけ?)
当該職務命令を無効であると判断した職員は、その判断した結果について責任を負わなければならない。

どうも素人目には、無効な命令等が厳密に定義されているわけではなそうで
この法律自体に不備がありそうな印象を持つが、それは国家公務員が悪いことをするはずがないから
今回のような場合は想定外で当てはめることができないで、彼は上司の命令に従っただけで悪くない
ということになってしまうか、むしろ従わなければならなかった、、ということにもなりそう

ここまでくると、一般人の常識的な理解の範囲を超えている
部下が悪いと思っていることでも、その悪いかどうかは彼の判断で決まるわけでもないから
彼はその職務上の命令を拒むことは出来ない、、

正直なところ、よくわからない
それで胸の中がモヤモヤと気持ち悪い
誰かスッキリできるようにこの法律を教えてくれないかな、、と思う
もう一度ハンナ・アーレントの「責任と判断」を読み返してみようかな
何かヒントが見つかるかもしれないから

しかしそれにしても、ブレーキを踏んだ状態が少しばかり長すぎる
いつもなら読書熱再点火は軽いミステリーが良いが、どうもそれも気が進まない
焦る必要はないのだけれど、何故か焦ってしまう、、
ま、いいか、いつかその気になるまで待つしかないか、、、、









 

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