パンセ(みたいなものを目指して)

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ロシアの指揮者ゲルギエフは今、何をしているのだろう

2023年07月04日 09時20分08秒 | あれこれ考えること

今何かと話題のワグネル
その名前はニーベルングの指環の作曲家リヒャルト・ワーグナーから
来ているとする説がある
ワーグナーはヒトラーも好んだ作曲家で
どうやら彼は悪い方に使われる運命にあるようだ

音楽関係では、チャイコフスキー・コンクールが先日行われて
日本からの参加者もいたようだが、芳しい結果は得られなかったの報道がある
この時期のコンクールは微妙だ
審査が公平に行われたのか?
参加するのは良いことなのか?
音楽は平和でないと良からぬ想像をしてしまう

爪楊枝のような細くて短いものをもってオーケストラを指揮する
ロシアの指揮者ゲルギエフも、今回のウクライナ戦争で大損した人物だ
(いろんなオーケストラの芸術監督の任を解かれている)

彼の演奏は数年前、名古屋の芸術劇場コンサートホールで
シベリウスのヴァイオリン協奏曲とショスタコーヴィチの5番のコンサートを聴きに行った
良い指揮者とオーケストラの出す音は、こんなにいいものか(違うのか?)
と感じたのを覚えている(爪楊枝のような変な指揮棒も)
それが当たり前の日常だったのが、今はロシアの音楽というだけで少し考えてしまう
(最近はチャイコフスキーの音楽はほとんど聴かない)

ゲルギエフのことを考えると、ついフルトヴェングラーのことも考えてしまう
ドイツに残ってヒトラーの前で演奏した芸術至上主義のフルトヴェングラー
そのことでトーマス・マンやトスカニーニから批判されたフルトヴェングラー
彼の音楽を必要としているのはドイツ国民で、音楽は作曲家、演奏家、
そして聴衆で作り上げるものとの信念をもっていたフルトヴェングラー

ところで、ゲルギエフは現在どのような活動をしているのだろうか
そして彼の精神状態は演奏に同様な影響を与えているのだろうか
(フルトヴェングラーの戦時中の演奏の録音は悲痛な感じを覚えるものがある)

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