パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「デマの影響力」を所蔵しようとした図書館員に拍手

2022年08月26日 09時12分16秒 | 

家計簿をつけると出費が抑えられるのは実感する
スマホのアプリでこまめに入力し、
PCではエクセルでその明細を記録すると
不思議と赤字になるのが怖いことのように思われる

月末になると、黒字で終わりそうとなれば安心するが
急な出費があって赤字になりそうなときは
開き直って大幅に赤字額が増えてしまうのは
買い惜しみ疲れなのだろうか

お金の使い方は個性が現れるが、自分の出費は
「また本!」
と文句がでそうなアマゾンでの書籍の購入
最近は面倒くさい本が多いので、一冊あたりの価格がそれなりにする

そこで、節約のために図書館で借りることが多くなっている
ちょうど夏のこの時期、集中力を要する本はしんどいので
ストーリーを楽しむ小説類が多い(この手の本は図書館にもある)

本を返却と同時に、次の本を借りにいった
すると新しく入荷した本の紹介コーナーに
こんな本があるのを見つけた


これは以前読んだ「プロパガンダ」にも繋がりそうな本で、すぐさま手にとった
借りるときには単純に「ありがたい」と感じただけだったが
少し時間が経つと、図書館はどのような基準で新しい本を購入するのだろうか?
それを決めるのは誰なのだろうか?
と思えてきた

明らかに万人向きの本ではない(と思う)
そんな本が田舎の図書館にあること自体自分にはありがたい

デマとか悪口は、その反対の事柄より圧倒的に広がりやすい
それは何故か?を追求した心理学的な本ではなくて
今起きているSNSを通じての拡散やフェイクニュースの怖さを繰り返し紹介している

確かに恐ろしい時代に生きているかもしれない
物事に当たる場合は、よく考えないとあかんとか
反対の視点から敢えて想像してみることの重要さを感じるが
類は友を呼ぶとか、自分の信じやすいことのみを信じる傾向は
ちょっとやそっとでは変わりそうにない

ただこのような本があって、何人かが読むということは
微力だがデマの影響力を少しでも抑えることになるかもしれない

それにしても、図書館員のこの本を購入しようとした人
その人にエールをおくりたい気分
読む人の数は少なくても、明らかに大事な本というのはあるものだ
それを自覚して所蔵しようとする自覚と実行する意志
我が市の図書館委員は素晴らしい人たち!
と、自慢したくなってしまった

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