パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

抜群の吸収力とパワフルな行動力

2022年08月14日 10時10分53秒 | 徒然なるままに

お盆のこの時期はチビ子ったち(2歳と4歳)がやってくる
少し前までは人見知りで、すぐに不安そうに泣いていた子が
今度は何かを話しかけてきた

白い紙を持って「何も描いてない!」と見せる
確かに何も描いていない

お兄ちゃんは4枚の紙に、落書きを描いている
その一つ一つはスーパー何とかというキャラクターのようだ
無茶苦茶に描いているようでも、どこかそこに彼の英雄がいるようにも見える

妹はお兄ちゃんの真似をする
トイレに行くときもついていきたがる
と笑いながらお母さんの説明がある

お兄ちゃんが目ざとく折り紙で作った傘を見つけてさすような格好をすると
妹のほうは団扇も探し出して、頭にかざす
最初は何してるかわからなかったが、お兄ちゃんの真似!の一言で納得

この前はお話できなかったから、妹がこちらに向かって何かすると
とても微笑ましく思えてくる
特に会話が面白い
とても変だが、どこか理屈があっている

赤ちゃんとか子どもが言葉を覚えるというのは、本当に不思議だ
脳のシナプスが増えて、、、などという物理的な説明よりも
経験で意志の交流ができるようになるのは、本当に不思議だ

子どもたちの吸収力が羨ましいね
自分たちは全然覚えられないし忘れる一方だし
こうしたよく聞かれる会話がまたもや登場した

子どもたちは歩かない
いつも走っている
紙を持って、折った飛行機をもって、傘を持って、団扇をもって
とにかく走る
それもキーキーと声を発しながら

彼らの目に映るのはどんな現実なのだろうか?
と不意に思う
脳の知識の蓄積ではない、あるがままの世界
自分らにもあったことだが、なんだかとても不思議だ

不意に、メルロ・ポンティの「大人から見た子ども」は
やはり面白い本だったと実感する

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