パンセ(みたいなものを目指して)

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新城市新市庁舎、住民投票について

2015年01月27日 20時16分28秒 | あれこれ考えること

今日の中日新聞に掲載されていた
先日の住民投票を実施しようとするグループの動き
自分はその会合に出席したから
この立場の人間の気持はよく分かる

確かに、そんなに広くて費用のかかる建物が必要か
どうかは疑問だ
ということで、昨日の月曜日、知り合いで頼みやすい人たちの
少し話をしてみた
すると当たり前といえば当たり前だが
実に様々な意見を聴くことができた

ひとつは、今更住民投票をやっても、その結果に拘束力がないし
時間的にももう間に合わないのではないか
もう何をやっても変わらない

声を上げるなら、なぜ今なんだ
もっと前に上げるべき

広すぎるという意見もあるが、JCにも
新市庁舎をどう考えるかという検討会があって
単なる事務処理の場所だけではなく、何かあった時の
避難場所としてのスペースも必要と感じる
と言う意見もあった 

建設費が高いというが建物が高いのではなく
免震が高い
耐震ならもう少し安くなる

議員たちは何をしてるんだ
八名の産廃の問題だって、どんなこと反対をしても
もう進んでしまっているのではないか 
決まったことは、進んでいってしまうしかない

こうして、考えると議員さんがよく考えたのか
が問題となる
そこで、ホームページで
市議会の議事録を新市庁舎の言葉で検索してみると
自分が見かけた議事録は飛び飛びで
そんなに詳しく検討されてはいない様子 

とにかく新市庁舎を建てます
斯く斯く然々の目的のために広さを確保し
交通の便も良いものと考えるとか、、、

探すのが下手だったせいか
中身がある討論というより報告といった感じしか
見つけられない

今になって住民があれこれ言っても
というが、住民なんてそんなもの
自分の問題と感じて初めて動き出す
最初は入船の立退きのなる人々の反対から始まっても
他人事と感じていた人も多かった

そこで場所の検討についても
バイパス、新城駅前、現在地の検討が行われたが
議員の意見で現在地の決定

市会議員は我々市民の代表だから
彼らの意見は我々の意見
と考えるのは、そうかもしれないが
そう簡単にそうだと言い切れないのも事実

誰も建て替えてはいけないとは言っていない
ただ、もう少し実情にあった物を考えてみてはどうか

見積もりも約50億
これが適切かどうかは誰もわからない
積算ができる市の人間はいないのではないか
だとすると、市はこの金額が正しいものかどうかは
どのように判断したのか
施工業者以外の第3者機関に見積もりの妥当性を
チェックしてもらうようなことは行われる(行われた)のだろうか

今の時代は何もかもが専門的に分化してしまって
なかなか全体を把握することが出来ない
だからそのブラックボクスを利用して
いい加減に進めてしまえ!という連中も存在しないとはいえない

そこまで悪く考えないとしても、もう少し識者が
つまり市議会議員が中身のある討論をしてもらいたかったな
が実感

住民が何かを決めるのは、代議員制度の否定につながったり
批判になるかもしれないが、国も市も本当に庶民の気持ちを
反映しているかは大いに疑問

国会議員も市議会議員も、一旦なってしまうと
その行動はよっぽどの人でない限り、その独特な仲間内の
雰囲気に飲み込まれて変わってしまうようだ
そしてそのくらいのことができない人は
政治家にはなれない
つまり当選できない

困ったものだ

ところで、話は変わるが自分が話を持ちかけて
直ぐに諦めてしまったり、どうせ変わらない
と口にだす人の職業を探ってみると
それは公務員的な仕事の人が多い


彼らは知らず知らず、波風をたてない
変化を求めない、自分が苦労をしない行き方を
選択するようになっているとしか思えない

長年の仕事における行動は
自分の生き方までにつながっていることに
自分も含めてどれだけの人が気づいているのだろう

さて話は戻って、結果がどうであれ市民が真剣に
新市庁舎のことを考えたり、市の財政状態を理解することは
面倒だけれど、結果的には良いことだと思う

自分はできることをするだけだ 


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1 コメント

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Unknown (野田在住)
2015-03-26 00:22:48
初めてコメントさせていただきます。
新庁舎建設についてのご意見、大変興味深く、とても考えさせられました。

私も住民投票のための署名運動をきっかけに、初めて新庁舎建設について色々調べたり考えたりし始めた一市民です。

コメントさせていただいたこの記事から「新城市議会傍聴(その3)」までの記事のブログ主様の一連の疑問、考え、行動(議会傍聴)、とても共感できました。
こんなことを書いては迷惑と思われるかもしれませんが、私も同じようなことを考えていて、でもそれをうまく言葉にできなかったものを的確にブログ主様が言葉にしてくださった、そんな気持ちです。


今になって思えば新庁舎建設に関する議論にリアルタイムで係わってこなかった自分に対する反省があります。
市役所のHPでの議事録や報告を読み込んで自分なりに現在までの過程を把握して、
疑問点を明らかにしたり理解を深めたりしたいです。

それが今の自分にできることかと考えています。
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