「しょしょって、どんな漢字で書くんだった?」
最近は何でもググってしまう
「答えは処暑、暑さを処分する、、みたいな意味かな?」
そんな会話があったのが数日前
そして昨日の夜のこと
「あれ!虫の声が聞こえる!」
確かにジージーと秋の虫の声が聞こえる
扉を締めに行った少しばかり耳の遠い同居人が応える
「そうだよ!さっきから鳴いてる」
「なんだか涼しい気持ちになれるね!」
虫の音を騒音と感じずに、風情を感じるのは日本人独特の感覚らしい
「こうやって、当たり前のように季節が変わっていくってのが、すごいね
暑い暑いと言ってたのが、数カ月後には寒い寒いと言うなんて」
庭に水やりをすると、草の下に虫たちがいると何故か確信をもつ
不意に、お盆頃に山に行ってた頃、蝶ヶ岳から常念岳に向かう途中で
赤とんぼが目の前を横切ったのを思い出す
日の出は遅くなっている
太陽は南に傾き始めている
もう真上から照りつける残酷さと光の強さはない
だが、「暑いと言ったら罰金」というルールを作ったなら
まだまだ罰金を多く払うことになるだろう
一週間後には近所のちびっこ達と校門までのウォーキングが再開する
「大人の一日は長く、一年は短い、子どもの一日は短く、一年は長い」
久しぶりに会うと、そんなことを実感することになるだろうな