パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

20円ちょうだい!

2014年01月29日 20時11分30秒 | Weblog
と言われると変な気がするが
タバコ一本ちょうだいと言われても
タバコを吸う人は何の違和感もなく
ヒョイと渡してしまう

金額は同じなのにお金なら嫌な感じがして
タバコなら問題はない

何故なんだろう?

お金は何でも換算できる万能の機能を持つというが
どうも完全ではないようだ

何でも鑑定団と言う番組がある
茶碗一つ破格の価格が設定され
その金額に驚くことはあっても、興味のないものなら
その価格で買える別のものを考えて
その価格自体をバカバカしく思う

落語の「みかん」も最後のオチがこの手の話だったが

価値は人それぞれというが
どうも価格(金銭)というものに変更されたものには
どうも奇妙な違和感がついて回る気がしてならない

お金と言う物体は(紙幣は)特に美的に美しいものではなくても、
それに囲まれて恍惚としてしまうひとがいるとしたら
狂っているのは一体なんだろうか?


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僕たちが親より豊かになるのはもう不可能なのか

2014年01月29日 19時36分28秒 | あれこれ考えること
昨日あれこれ考えたり感じたことが
本になっていた

「僕たちが親より豊かになるのはもう不可能なのか」
リヴァ・フロイモビッチ著

解説には
アメリカ、イギリスから日本、スペイン、イタリア、
ギリシャ、アイルランド、中国、ブラジルまで、
50人以上の「Y世代(1976-2000年生まれ)」を徹底取材。

非正規雇用、低賃金、給付減、未婚、借金、親と同居……
これらは世界中の若者たちに共通する「絶望」だ。
大卒でもまともな職につけない彼らに、
果たして今後「希望」は生まれるのか?

世界各国の現状、労働市場の構造的問題、
政府が迫られる赤字削減か経済成長かの選択、
政府予算をどう使うべきかの提言、
そして自力でのし上がろうとするY世代へのメッセージ。

僕たちが自分の親より豊かな生活を手に入れるのは、
本当にもう不可能なのだろうか?

とある

若者に対する不公平な状況は
どうやらどこでも同じことらしい

解決すべき事柄
昔は東西問題
それから南北問題に移って
今は世代間の問題となっているのかもしれない

現実にあちこち見られそうな現象がある
長老たちは今まで頑張ってきた対価を求めようとする
(当然だが、その手にする量はどうか?)
そして自分自身の力が少し時代と合わなくなっていることを
認めたくなくて、今の若者と同じ土俵で戦おうとする
若者が優っているのは残された時間の多さと体力面と無鉄砲さ
金銭・コネクションは長老にはかなわない
結果、一部の例外をのぞいて若者の不戦敗になる


話は飛ぶが
長老が自分の存在感を見せつけたい
自分の一族を守りたい
そんな話は最近近くの国で耳にしたり目にした
若大将をもり立てるというより
自分らの権利の確保に目がいっているとしか見えない
近視眼的な考え・方針

外から見ると馬鹿馬鹿しいくらいに思えるが
いざ自分たちの社会の問題(会社の問題)となると
人は冷静に判断できるか?
あの国と同じ様なことが起きていないか?

本当に現在の問題は世代間闘争だとつくづく思う
上の世代は奪い取れと言う
しかし、奪おうとすると思い切り反抗勢力となる

速やかな若者への力(権力)の移行は難しいようだ

それにしても、恵まれない若者に対する関心と心情の把握を
もう少し想像力を持って政治家さんには取り組んでもらいたいものだ

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