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DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

ああ湖情。。。

2013-05-24 18:22:34 | ButsuButsu


琵琶湖南湖の水草が減っている。

全体的に減っているので、春先の水温が低かったのが原因だろう。

同じことは昨年も起こっていたが、今年は特に顕著だ。

今日、ある大学の同窓会で講演を頼まれて、琵琶湖上に出かけてきた。

南湖は、藻類で緑色になっていた。

もう一つの特徴は、大量のユスリカだ。

水草が減ったら、植物プランクトンとユスリカの大発生がやってきた。

これはほぼわかっていることだが、水草と植物プランクトンは競合している。

水草が多いと植物プランクトンは増えにくい。

逆に植物プランクトンが多いと水草は増えにくい。

主な原因は光の取り合いだと言われている。

同様のことが、水草とユスリカの関係にも言える。

これは土壌が関係していると思われる。

水草が多い場所では水が動きにくくなるので、土壌が酸欠になりやすい。

酸素のない泥の中は、ユスリカにとって快適ではない。

今年は水草が少ないので、泥中の酸素は多いのだろう。

こうしてユスリカは増えていく。

人間は、己の都合で不平や不満を言う。

水草が多いと邪魔だという。

県は一億円もかけて水草を刈っている。

しかし水草が少なくなると、きっとアオコやユスリカが増えるだろう。



大量のアオコは、悪臭もするし毒性もある。

水道処理に大量の活性炭が必要になる。

ユスリカは、窓際に大量に集まるし、気管支アレルギーを引き起こす。

どっちもいただけない。

どうも今年の夏は、アオコとユスリカに悩まされるような気がする。

インフレ刺激と同じで、ちょうど良い状態を制御することは非常に難しい。


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