DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

どうする(61)

2015-01-02 09:41:00 | ButsuButsu


元旦の午後から降り続いた雪が、野山に綿帽子をかぶせた。

岐阜から帰宅した娘の車にも、30cmほど積もっている。

久しぶりのホワイトニューイヤーとなった。

謹賀新年。

いよいよ2015年のスタートだ。

この年は、いくつかの大きな変換点を示唆している。

ひとつは、ホンダがいよいよ燃料電池車を発売する年がきたということだ。

2005年に、私たちがびわ湖で水電解を始めた時、10年早いと言われた。

その理由が、燃料電池の開発とインフラの整備が不十分だったことだ。

トヨタが先行して「未来」を発売したことによって、ホンダはやりやすくなったのではないか。

当時調査した感じでは、技術的にはホンダの方が進んでいた気がする。

おそらく、ホンダが価格競争に勝つだろう。

満を持していた、新しい車社会がやってくる。

いずれにしても、びわ湖の水の価値が高くなる方向で展開すればよいと思う。

そうしなければ、きれいごとだけでは、この湖を守ることはできない。

ふたつ目は、中国の人口年齢構成が逆転することだ。

この年を境に、中国は高齢化社会となる。

このことは、生産力の低下と消費の持続的な低下を引き起こし、やがて経済的な失速につながる。

年末に、中国の経済人からこんなメールが来た。

「今、汚染問題に困ってる中国にとって、環境問題の解決が急がなければなりません状態です。実は、最近、先生たちとの連携をしてほしい話を沢山ありました。」

中国の社会が他国へ助けを求めるのは、よほど困っているのだろう。

成熟した安定社会をどうやって中国に作ることができるのか、注目したい。

最後に、今年は、自分にとって大切な一年だということだ。

日本という枠組みの中では、もうどうしようもない時代になっている。

私は、今年、アメリカおよび中国との共同研究開発を個別に開始する。

嫌でも、この2国と協調していくしか、我が国の未来はないと思っている。

そしてその結果が結実するのに、再び10年の歳月が必要だ。

それまで頑張れるのだろうか。

子供たちの未来のために、もう一仕事をやる、最後の段階に来ている。