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グランマのまなこ

デジカメ片手に、あれこれ
綴っています

モノトーン

2009-02-09 14:23:44 | 巷のこと
墨絵のような
8日夜来の小雪が上がり日が差してきたので
当地最高層ビルに行き雪景色を眺めました
色が見当たらずモノトーンの世界です



中央の山は山形市のシンボル千歳山


龍山は雲の中(左手)


一直線の線路(右方向が東京まで續ます)


霞城公園と堀(右手は線路)北に行きます
唯一の色が移築された済生館です。現在は郷土資料館

済生館について   明治11年病院として設立
旧済生館病院本館は、3層楼なのに実は4層、ドーナツ型の1階部、2階は
直径10メートルほどの柱のないホール、中3、4階へは螺旋階段、そして
ステンドグラス。内部構造は大変ユニークで、2階は16角形のホールで
中央に柱は1本も立っていないのにもかかわらず、ホール上部に中3階・
4階がのっている。これは当時日本に入ってきたばかりのトラス構造を
利用して支えられている。さらに、16角形から8角形へ楼の形を変える
のに際して使われているのは多宝塔上層部をくみ上げる工法で、日本
古来の建築にも熟達した人物の指揮があったことがうかがえる。
明治初期の下見板張擬洋風建築の最高傑作と評価され昭和41年
重要文化財に指定された。  Wikipediaより

〖myコレクションの済生館〗

近岡善次郎氏版画 「冬の済生館」

初市と初飴

2009-01-13 21:29:22 | 巷のこと
初市で見つけた旗飴
1月10日恒例の初市が開かれ大勢の人で賑わいました
(初市の事)
今年は寒さが緩み朝方の雨も上がり日中は日も差しました
縁起物の蕪、しらひげ、を買いに市にでかけててみました

「初飴」も欠かすことの出来ない縁起ものです
かつてあった飴を作る四軒の店が一軒になつたことを
先日のテレビが報じていました。残っているのは円応寺町
の大山飴店です。種類はさまざま全部味見をするわけにも
いきません。  まずは紅白とお茶飴を求めました
  
大山飴店の出店
  
仙台駄菓子の中鉢屋さんの飴
  
山形の老舗菓子店十一屋さんでも飴を作っていました
あんこ飴やゴマ等の切り飴のほか初飴の原型である旗飴
もあります。初飴は元は旗飴で和紙に飴を落として固め
しの竹に挟んで小旗状に仕立てられていました。連れ合
いが子供の頃は沢山売られていて、飴のついた紙を裏か
ら舌でぬらし湿らせて、飴をはがして食べたと話してい
ます。 旗飴は紅花のむしろに紅餅を干しているところ
を型取ったものと言われ、    「紅餅について」
山形特産の紅花が豊作で、紅の商いがうまくいくよう
願いが込められています(山形歳時記より)


龍山

2008-11-23 23:28:11 | 巷のこと
龍山の雪

23日買い物にでたら、夕日に映える新雪の龍山を見ました
20日に降った雪は街場はすっかり消えましたが山は白い
まま残っています。そのまま根雪になるのでしょうか

龍山は蔵王連峰の西方で標高1362m 山形市内何処からも
眺められる身近な山です。反対側がいまから約70万年前噴火
した時の火口蔵王温泉になります

いも煮会

2008-10-13 22:54:52 | 巷のこと
山形
いも煮とカレー
山形は芋煮会の花盛り土、日曜日の晴れた日の
川原は芋煮を楽しむ人達であふれます。


  
昨年あたりから観光に訪れる人達の為グループで予約しておけば
出来上がりを食べられるテント村が唐松観音前広場に出来ました

  
私達グループも今年はこれを利用してみました
地物里芋でフワーと柔らかく牛肉の味も美味しかった
煮上がるまでの楽しみはなかったけれども!
写真の鍋は9月第一日曜に使われる2万人分の
いも煮鍋の初代で引退後ここに飾られている

  
いも煮に異質なカレールーを見つけました
残った汁にうどんを入れて食べるのは聞きますが
カレーとは・・牛肉の味ですからマッチするかもしれません
あるグループの注文とのことでした。山形の味も変わっていきます





紅花のはなし 3

2008-08-31 14:59:32 | 巷のこと
紅餅のその後
29日今年収穫された紅花販売前の収納検査が
県紅花生産組合で行われたことを知りましたました





染物に使われる「すり花」「紅餅」食用の「乱花」の3種が
チェクされ、色合いなどで等級が決められた。今年の価
格は1キロ3万円。  一時は安い中国産が多く出回り
需要が減ったがここ数年は国産志向が高まり生産が追
いつかない状態。開花期の天候に恵まれた今年は昨年
の二倍以上の生産量のようです。手に入れるには事前
に県農林水産部生産技術課に申し込む



花笠サマーフェステバル

2008-08-09 21:04:19 | 巷のこと
8月5~7日花笠祭り
花笠を持った老若男女がさまざまの衣装、振り付けで真夏の夜を彩った
発表によれば3日間で延べ122団体約1万餘の踊り手さんだったと~
期間中は気温33度と暑かったがジンクスが破れ3日間雨が降らなかった

  

8月4日県観光物産市
花笠祭りのパレード会場となる山形市十日町から七日町に
かけての歩行者天国になったメーンストリートで毎年祭りの
前日に開かれる。約1キロ区間に県内30余市町村の自慢の
味、旬のものが並び炎天下大勢の人で賑わっていました


後ろ正面に見える時計台はは文翔館(旧県庁)
目に付いた物をアップしました

〖工芸品のパフォーマンス〗
職人さんたちが技を見せました
  
山形の和傘 只一軒古内さん親子が作っています
骨は真竹3年物だそうです。昔は唐傘が何処の家にもありましたが

  
「オタカポッポ」米沢笹野地区にある切手にもなったコシアブラの
1本作りの郷土玩具です。一処に有ったアケビのツルで作った手提
げは気に入りでしたが2万円~11万円の値で手が出ませんでした
右は菊麿こけし


紅花染めの製品販売 希望者は染めも出来る。木綿のハンカチが1500円です
しな織りの製品と機織の実演

〖食べ物〗
 
有りました。見つけました。一度食べてみたいと思っていました
山辺町の酢たまりかき氷  シロップが苺でその上に酢醤油をシャーと
瓶の口の杉の葉が昔のところてんの酢醤油と同じだったことを思い出し
ます。お味は?まあレトロな味とだけ・・・

  
バクダン 種は白米のひとめぼれ。戦後街々に廻ってきた時は残り
ご飯の干した物とか硬くなった団子とか餅でした。鶴岡の蛸でな
くて餡のたこ焼きのようなあんだま初にお目にかかります。


大江町の天然鮎の塩焼き。米沢牛の串焼き、庄内ダダチャ豆、
桃、スモモ、尾花沢西瓜、等などきりがなく手に持てる量と
財布と相談しながら鮎とダダチャ豆、野菜を少量求めました










紅花のはなし 2

2008-07-22 22:25:51 | 巷のこと
紅餅
摘み取られた紅花の花弁は紅色と黄色の2つの色素を持ちます。
水溶性の黄色を抜くことにより紅さが増す様まず水洗いをします。(荒振り) 
次によくもんで黄色素液を流しだします(中振り)
更にこね潰して黄汁を出し水洗いをして水を切ります(揚振り)
揚振りの終った紅花を酸化により発酵させる為1日3回水をかけ交ぜて暗所に置く(花ねせ)
この過程で天候・温度・湿度により発色が違うという







(花ねせ)した紅花を臼でついて3センチの団子状に丸め乾燥させる。1個の紅餅は花数約300個分だそうです。出来上がった紅餅は深山和紙(白鷹産)の袋に入れられ保存されるそうです

これらの写真は白鷹町十王「紅花館」今野正明様方で撮らせてもらいました
ホームページは

紅花のはなし

2008-07-22 21:43:22 | 巷のこと
紅花が咲きました
県花の紅花が見頃をむかえ県内各地で紅花祭りが行われています。紅花は原産地のエジプトや地中海沿岸から、シルクロードを経て日本に渡来し広まったといわれています。山形に入ってきたのは室町末期と考えられています。徳島の藍とならんで染料植物の代表です。詳しくは
紅花のはなし
紅花栽培の歴史と現状
山形県西置賜郡白鷹町の紅餅生産量が県内屈指と知り訪れて見ました。白鷹町は街の中央を南北に最上川が流れ白鷹丘陵と朝日連峰に東西を囲まれた盆地です。
写真は町内十王「紅花館」にて

  

  

  
丁度摘み取りの最中でした。若い女性の方もいます。白鷹紅の花を咲かせる会に応募した「花摘み猫の手隊」の方々でしょうか。棘があるので皆さんゴム手袋をしています。 山形民謡「紅花摘み唄」の二番の歌詞にある 【夜明け前だよナ~ 紅花つみのよ~ 唄に浮かれ~て飛ぶ雲雀】 とあるように露のある早朝なら少しは樂かも知れないな・・ と思いつつ余計な心配をしました。 花摘み方法は扇形に開いた花の3分の1が赤くなっていたら摘み時! 花房を押さえ、反対の手(利き手)で花びらの根本を摘まみ、くるんとねじりちぎってハケゴに入れるそれをひたすら繰り返します。ちなみにお駄賃は摘んだ花1キロ1500円いただけるそうです



桜桃の花

2008-04-28 21:19:34 | 巷のこと
桜桃の花が満開です
露地ものの桜桃の花が満開になりました。桜のよう
なピンクではなくほとんど白に近い色ですが、リン
ゴの花のように深い白ではない、うっすらと淡い
白色です。 うすい花びらは清楚な感じがします






このあたりは自然が沢山残っていて山鳥のつがいが鳴き声を
立てながらウロウロしていました。空気も澄んでいて、桜桃
も美味しいのではないかと思います。実がつくと雨を避ける
ため鉄骨にはビニールが張られます

第33回民芸展

2008-03-19 12:10:07 | 巷のこと
日本海の民藝民具展が山形県民藝協会主管により
山形市民会館会議室展示ホールで開催されました。毎年テーマ
が違いますが、昔使われていた物やそのルーツの事、ごく身近
にあったもので現在目に出来なくなった懐かしい物達にも会え
るよい機会です。個人のコレクションの時や博物館や資料館か
らの出品の時も有ります。郷愁に浸れる良い機会なので毎年楽
しみに見ています。32回めのテーマはは木地玩具でしたがUP
できませんでした。第31回の展示は下記でご覧ください

出羽の紅と藍展1
出羽の紅と藍展2
出羽の紅と藍展3
出羽の紅と藍展4

    
左船箪笥 内側は桐で外側はケヤキ材で金具をつけて堅牢に仕上げて
ある。今で言う金庫で中には独特のからくりが施されている。水に浮
くのか?過日新聞をにぎわせたが見事浮いたそうです
中央は舟徳利と蛸壺 右はイカを釣る竿、つり針がギザギザになっている

    
魚や貝、海草を取る独特な形の漁具と、アナゴを取る笯(ドウ)
右は釣り針等小物入れと水をかき出すための物

    
神社に奉納された船絵馬 船体の構造や船団の様子が詳しく描写
されたものがあり貴重な資料となっている
中央はエビス舟、飛島の慣わしで新しく船を作ると小さい船形を木で作り
イカや魚を和紙で切り抜きエビス棚に飾り海上安全と大漁を祈願します
右はバンドリ 荷物を背負う時の背中当て、丸いのは女性用

    
綿入れ袢纏、餘にも見事な繕いに驚きです 右は雪靴 保存状態が良い
その他水がめ、舟弁当、大漁旗等庄内浜の漁業に関しての展示品でした