グランマのまなこ

デジカメ片手に、あれこれ
綴っています

三重棚

2009-02-23 18:53:14 | 茶道
二月の稽古場
三重棚での稽古でした。桑木地は如心斉好みです。
天井の板には茶器を飾らず都合によって
一輪生をおくこともできます。(一番下の写真)
初飾、二飾、総飾、割飾と点前があります

          

 
 
床  春風清々
    方谷浩明老師筆
    (而妙斉家元参禅の師)
花入 織部
 花 赤芽柳と椿

  
 
菓子 旬の落とし文「麗」
    東京銀座清月堂製

 
 
茶通箱は到来のお茶と用意の
お茶と二種類の濃茶を点てます
写真は一服目を差し上げ二服
目を用意する前の茶巾絞り

  
 
濃茶が練りあがりました
茶碗は銘雪解け
(社中会員の手作り)

  
 
茶通箱の中
到来の茶は茶入れに
用意の茶は真塗り棗に入れ
てあります

 
 
薄茶の後
拝見に出た棗<(玉井信作)
と茶杓 銘笹なき
水指 社中会員作




モノトーン

2009-02-09 14:23:44 | 巷のこと
墨絵のような
8日夜来の小雪が上がり日が差してきたので
当地最高層ビルに行き雪景色を眺めました
色が見当たらずモノトーンの世界です



中央の山は山形市のシンボル千歳山


龍山は雲の中(左手)


一直線の線路(右方向が東京まで續ます)


霞城公園と堀(右手は線路)北に行きます
唯一の色が移築された済生館です。現在は郷土資料館

済生館について   明治11年病院として設立
旧済生館病院本館は、3層楼なのに実は4層、ドーナツ型の1階部、2階は
直径10メートルほどの柱のないホール、中3、4階へは螺旋階段、そして
ステンドグラス。内部構造は大変ユニークで、2階は16角形のホールで
中央に柱は1本も立っていないのにもかかわらず、ホール上部に中3階・
4階がのっている。これは当時日本に入ってきたばかりのトラス構造を
利用して支えられている。さらに、16角形から8角形へ楼の形を変える
のに際して使われているのは多宝塔上層部をくみ上げる工法で、日本
古来の建築にも熟達した人物の指揮があったことがうかがえる。
明治初期の下見板張擬洋風建築の最高傑作と評価され昭和41年
重要文化財に指定された。  Wikipediaより

〖myコレクションの済生館〗

近岡善次郎氏版画 「冬の済生館」

袋棚

2009-02-04 17:05:57 | 茶道
一月の稽古場
初釜から引きつづき袋棚を使用してのお点前でした
袋棚は利休形桐木地炉用です。天板に一輪生けの
花入れなど飾ることもあります。初座では水指の
上の棚に羽と香合を飾り、左棚に茶入れを飾ります


 
 
掛物 日の出 宝珠の図
     古い時代物
花  蝋梅に椿白侘助

  
 
水指 やり梅の図
     膳所焼

 
 
   茶碗   半筒赤樂

  
 
   茶碗  宝尽し

 
 
茶入れ  信楽焼 
       松尾高明作
茶杓   銘笹なき

  
 
お菓子
笹なきの茶杓が出て
今年の初物桜餅です

総飾りの時は両器を一緒に持って茶器を
棚に上げ、茶碗を右手に移して置き合わせます