今回の焼成日は新しく購入した弁柄の色と
量をを試すためと、焼き方による変化について
の研究のため飴釉茶碗だけの焼成をしました
飴釉
6個の窯のうち飴専用の 窯に火が入れられました | 釉薬が塗られた茶碗は 蓋の上に置き暖めておく |
前日に素焼きの終った 茶碗はゴミをよく払う | 釉薬を刷毛で二度塗る 左は違う釉薬の重ね掛け |
窯に入れられた茶碗 目で確かめながら火を燃やす | 窯から出した瞬間の茶碗 火の入れ方で違う物ができる |
重ね掛けした茶碗 途中から 煙を入れ弱還元で焼いた | 窯肌に近い部分に偶然に 窯変が見られた |
意識的に釉薬の塗り方を 変え変化を作った | 変化した薬の流れと 高台 一瞬煙を入れた |
飴釉の茶碗は同じ釉薬を使用しても塗る厚みによって
色が違ってきます。それを利用したのが上の平茶碗。
また燃やす木材、焼き方、窯の中の置く(5~6個)
位置によっても違う物が出来ます。ということで
人間の智恵と火の神様の合作ではないかと思っています
1月30日tamagoさんのブログで三嶋暦を知り
入手しました。三嶋手の茶碗を作ったとき呼び
名のルーツである暦をぜひ見てみたいと思って
いたからです。予想に違わず楽しいものでした。
月の満ち欠けを基にした旧暦のこと、六曜、
十二支の事など・・・
三島暦のこと三島茶碗のことをtamagoさん
が詳しくUPしていらっしゃるので下記を
クリックしてご覧ください
tamagoさんのブログ
一昨年my窯で焼いた三島手の茶碗です
土も色々、焼き方も色々の方法です
かな文字で細く版木に摺られた崩し文字
の三嶋暦を見ていると、その昔朝鮮半島
から渡来した茶碗に「みしま」「こよみ」等
呼び名を付けて愛用した茶人が偲ばれます
旧暦のこよみついて
奥の細道で『静かさや岩にしみいる蝉の声』は
松尾芭蕉が5月27日山寺を訪れた時に読んだ句で
す。そのときの鳴いていた蝉の種類についての論
議があったとき、旧暦5月27日が新暦の7月13日で
その時季に鳴いている蝉は?ということで決着が
ついたそうです。古典文学をひも解くとき、また催
しの日にちを決める、など旧暦の暦があると便利で
すね。農家の方にも欠かせないと聞きました。
黒樂茶碗は加茂川石を主成分にした釉薬を
厚く刷毛塗りし、窯で一個づつ焼き上げます
茶碗の真ん中にあるのは
長い火箸の目跡(窯から取り出すときつまんだ場所)
樂家代々目跡が違い判定の一つになると聞いています
艶消しの窯変 山並みのつもり? 酸化窯変
友達の畑に四月下旬藍の種を蒔いて貰いました
刈り取る前の藍畑
畑にはお客さんが 待っていました コンニチワ・・ | 花芽が着く少し前 精の一番強いとき を選び刈り取る |