グランマのまなこ

デジカメ片手に、あれこれ
綴っています

スローフード(雪菜)

2006-01-28 16:59:10 | グルメ・クッキング
雪菜


厳しい自然の雪室で育った米沢地方特産雪菜のご紹介
八月下旬に蒔かれ青々と育った雪菜は12月上旬収穫され
束にして再び稲わらと土で囲われます
そして、雪で覆われるのを待つのです
やがて降り積もった雪の中で
白い「とう(花茎)」をだします
これが雪菜です
自らの葉を栄養元として成長するので収穫は6分の1とか

  
 
ふすべ漬け
ふすべると独特の
辛味が出る

  
 
冷やし汁


料理法
ふすべ漬け  ふすべる(さっとお湯を通すこと)塩を少し振る
密閉容器に入れて保存
冷やし汁   乾ホタテ 椎茸 凍こんにゃく 凍豆腐  etc
 しょうゆ味で煮て汁もともにいただく
山形の冬ならではの食べものです 

清風荘

2006-01-23 10:55:39 | 茶道
宝紅庵日釜
友達が日釜当番なので伺いました
寒い日でした。何処もかしこもカチカチに凍り
道路は洗濯板でツルツルの中の訪問でしたが
茶室の中は温かい湯気に包まれ
美味しいお茶をいただいて来ました
ホッとする至福のひとときです


宝紅庵立礼席
(りゅうれい)
いす席なので気軽に
いただけます
一服500円


蓬莱吾雲の中
久田宗也御筆



掛花入れ
神懸焼(淡路島)
花 ときのもの


水指 絵高麗
茶器 誰が袖棗
茶碗 黒楽 退輔作

伝統行事 ②

2006-01-19 19:09:13 | あれこれ
小正月のあかつき団子
早朝大きな はがま で小豆とお米で粥を炊き
団子も入れて食べました
白砂糖とか 黒蜜を好みでかけました
当時黒砂糖は貴重品だったそうです



義姉の話にもとづいて作ってみました
現在のお汁粉のようですがお米が入っているので
食感が一味違います
学校に持っていくお弁当は隣からつめて
貰ったそうです
昔は近所みな仲がよくツー カーの
間柄だったようです
勿論団子もお隣にいったのでしょう

伝統行事 ①

2006-01-19 17:46:50 | あれこれ
小正月
元日を中心に「大正月」それに対して一月十五日を
中心とする前後の期間を「小正月」と呼ばれています
前夜を十四日年越しと言う 
我が家の生活に根付いたいろいろの行事を
九十六歳の義姉から聞きました



団子木
紅白の団子を、束ねた藁にさし、鯛 宝船 巾着 小判など(昔からフナ
センベイってあったのか?定かでない)で飾ったミズキの根本に
添えて梁からつるした。飛びあがって団子を取り,姉妹で
こそっと火鉢で焼いて食べるのが楽しみだったとか・・・
義姉の話とは違いますが初市でミズキの枝を買い
米の粉で団子を造り今風に枝に刺し
少々の飾りを付け玄関に飾ってみました


  
 
硬くなった団子を
油で揚げたもの
そりそりして美味しい






スローフード(しら髭)

2006-01-16 15:33:19 | グルメ・クッキング
アサツキ



初市で庄内特産のアサツキが沢山売られていました
地上の葉が枯れた冬に、地下部分を掘りあげその内部にある芽である。
近年は根をつけて掘り出したものをハウスに入れて新芽を伸ばし
光に当てて芽の緑色を濃くして出荷しているとか、
緑色はビタミンEやBの含有多くまたネギやタマネギと同様
発ガン抑制など体に良い成分も含まれている

  
 
出店のテントの柱に
ぶら下げられたアサツキ


アサツキはさまざまな呼び名があるようだが
当地では白髭と呼ぶ人が多い

ともに白髪が生えるまで・・と言うようなネーミングから
縁起物として初市では蕪とともに必ず
売られている


  
 
イカとの酢味噌和え

  
 
シンプルにおひたし
かつお節を掛けて


料理法 
アサツキ本来の味を楽しむには長くゆでないこと
湯をくぐす程度でよい 
『酢味噌和え』当家ではイカを交ぜることもある
『ぽんず』をかける
『てんぷら』にする
卵とじ 炒め物なども美味しいようですが料理したことはありません
栄養たっぷりな『しら髭』を食べて 
風邪が寄らないよう
 冬
 をのりきりましょう

 

初釜 ②

2006-01-09 13:21:31 | 茶道
〖 薄茶席 〗



仏間の片隅に置き床、屏風、と正月のしつらえです

  
 
干菓子
紅白和三盆(虎屋製)
竹センベイ、松葉

  
 
お薄の手前
お茶銘は珠の白


釜  姥口釜
棚  高麗卓
水指  色 鍋島 今エ門造り
茶器 松喰い鶴 一瓢斎
茶碗 黒楽 小西平内造り
替  独楽の絵 永楽善五郎


一月八日 雪も小降りとなり悪路の中でしたが皆々様晴れ着に身を包み集合、
先生の点てたお茶をいただき身の引き締まる思いで
今年一年の多幸を祈り上達を誓いました






初釜 ①

2006-01-08 23:51:12 | 茶道
『正月を祝って念頭に喫するお茶』


正月はじめのお茶は初釜の名で催される
災いを除き、病を去る効能を持つものとして
大福茶と呼ばれ、先生が社中一同にお茶をふるまう
床の間の掛物宝珠の絵
お飾り 丸三宝にあわび熨斗、小槌
青竹に  結び柳に紅白椿を入れて 
色々めでたいものを物を飾ります

  
 
紹鴎棚 ねじ梅水指
嶋台茶碗

  
 
お菓子は縁高に青竹
(佐藤屋製)


上(金)下(銀)の茶碗が重ねてもちだされます
熱々の濃茶が練りあがりました

  
 
金の茶碗
4人できれいに飲みました
愛子内親王御しるし出袱紗

  
 
銀の茶碗
5人分です熱いので
ゆっくりいただきます


茶入れ 唐津焼 中里重利造り
  仕服鳳凰文
  茶杓福寿
  蓋置凍夜上沼緋佐子造り
特挽き祥雲の昔(京都柳桜園詰)の濃茶を美味しくいただきました
次の部屋は薄茶です

嶋台茶碗

2006-01-06 18:37:51 | 工芸
迎春


明けましておめでとう御座います
お正月の初釜で使われる嶋台茶碗(重ね茶碗とも言う)です
年頭に当って新しい年を寿ぎ一年の稽古の初めを喜ぶ初釜は
客が大勢集ります。そういうおめでたい行事のとき使われます
亭主がこの茶碗を重ねて持ち出し濃茶を練り客にご馳走します
一碗に5人~6人分くらい点てますのでひと席
10人から13人で飲み回しをします
黒楽に金、赤楽には銀、を塗りました(表千家13代即中斎好) 
平成17年の初釜に間にあうように焼きましたが未使用です