元日を中心に「大正月」それに対して一月十五日を
中心とする前後の期間を「小正月」と呼ばれています
前夜を十四日年越しと言う
我が家の生活に根付いたいろいろの行事を
九十六歳の義姉から聞きました
団子木
紅白の団子を、束ねた藁にさし、鯛 宝船 巾着 小判など(昔からフナ
センベイってあったのか?定かでない)で飾ったミズキの根本に
添えて梁からつるした。飛びあがって団子を取り,姉妹で
こそっと火鉢で焼いて食べるのが楽しみだったとか・・・
義姉の話とは違いますが初市でミズキの枝を買い
米の粉で団子を造り今風に枝に刺し
少々の飾りを付け玄関に飾ってみました
硬くなった団子を 油で揚げたもの そりそりして美味しい |
初市で庄内特産のアサツキが沢山売られていました
地上の葉が枯れた冬に、地下部分を掘りあげその内部にある芽である。
近年は根をつけて掘り出したものをハウスに入れて新芽を伸ばし
光に当てて芽の緑色を濃くして出荷しているとか、
緑色はビタミンEやBの含有多くまたネギやタマネギと同様
発ガン抑制など体に良い成分も含まれている
出店のテントの柱に ぶら下げられたアサツキ |
アサツキはさまざまな呼び名があるようだが
当地では白髭と呼ぶ人が多い
ともに白髪が生えるまで・・と言うようなネーミングから
縁起物として初市では蕪とともに必ず
売られている
イカとの酢味噌和え | |
シンプルにおひたし かつお節を掛けて |
料理法
アサツキ本来の味を楽しむには長くゆでないこと
湯をくぐす程度でよい
『酢味噌和え』当家ではイカを交ぜることもある
『ぽんず』をかける
『てんぷら』にする
卵とじ 炒め物なども美味しいようですが料理したことはありません
栄養たっぷりな『しら髭』を食べて
風邪が寄らないよう
冬 をのりきりましょう
正月はじめのお茶は初釜の名で催される
災いを除き、病を去る効能を持つものとして
大福茶と呼ばれ、先生が社中一同にお茶をふるまう
床の間の掛物宝珠の絵
お飾り 丸三宝にあわび熨斗、小槌
青竹に 結び柳に紅白椿を入れて
色々めでたいものを物を飾ります
紹鴎棚 ねじ梅水指 嶋台茶碗 | |
お菓子は縁高に青竹 (佐藤屋製) |
上(金)下(銀)の茶碗が重ねてもちだされます
熱々の濃茶が練りあがりました
金の茶碗 4人できれいに飲みました 愛子内親王御しるし出袱紗 | |
銀の茶碗 5人分です熱いので ゆっくりいただきます |
茶入れ 唐津焼 中里重利造り
仕服鳳凰文
茶杓福寿
蓋置凍夜上沼緋佐子造り
特挽き祥雲の昔(京都柳桜園詰)の濃茶を美味しくいただきました
次の部屋は薄茶です