bigjokeの ☆ SPECIAL Days ☆

安全地帯&玉置浩二が大好き♪
ダンナと2人のムスコと過ごす、平凡だけど特別な日々を、気ままに綴ります。

だめっ!

2005年08月10日 | 育児
最近、ムスコは前進する術を覚えたようだ。
今まではよつんばいになってお尻をフリフリしたり、どんどん後退してばかりだったのに、ある日突然、前へ進むようになった。まだ完全なハイハイではなくて、「足を曲げる→お腹(または額)を床につける→手を前に出す」の順序で。いわゆるズリバイかな?
前へ出るようになったと同時に、方向転換がかなりスピーディになった。前日までとは比べ物にならないぐらい素早い。

前進を覚えて、目標物に向かって一直線で向かうようになった。その目標物というのが、電気のコードだったり、オムツだったり、片付けてあるおもちゃ箱だったり。大人からすれば「触られたくないモノ」ばかり。何でワザワザ?って思うほど、触られたくないモノにばかり突進してしまう。
そうなってから、「だめっ!」「やめてっ!」っていうのが口癖になってしまった。本人はニコニコしていて、もちろん悪気もないし、ワタシが嫌がっていることすら気がついていないかもしれない。
善悪の判断がつかない間は、なるべく「だめ」とか「ばか」とかいったネガティブな言葉は使いたくないと思っていた。でも、最近はついつい「だめっ!」って言ってしまう。

以前に読んだ本で、「老人がボケるのは、『これ以上否定されたくない』という意思表示なんじゃないかと思う。生きて年齢を重ねるということは、否定される回数を積み重ねているようなものだ。 ~中略~ 誰が守ってくれるわけでもない。ボケて、自己防衛するしかない。」(永井明著「ぼくが医者をやめた理由 つづき」より、本文を若干修正)という一節があった。確かに人生はなかなか思い通りにはいかなくて、褒められる回数よりけなされ否定される回数の方が多いかもしれない。だから、もうこれ以上けなされても傷つかないようにボケて自己防衛する、というのも一理あるなぁ、と思った。
もしそうだとしたら、まだ善悪の判断がつかない間は悪気があってイタズラをしている訳ではないので、なるべく「否定」するような言葉をかけないであげたいと思っていた。でも、やっぱり「だめっ!」って言ってしまう・・・
まず私たちがやらなければならないのは、イタズラをされて困るモノはムスコの手に届く場所には置かないようにすること。でも、結局「片付けなきゃ」って思いながらなかなか実行に移せない。

まだ本格的なハイハイやつかまり立ちまではできないけど、それも時間の問題。いちいち「だめっ!」って言ってムスコを移動させているなら、本気で片付けでもしてみようと思う。それがムスコにとってもワタシにとっても最良の方法だと思うから。