バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

正しい者は一人もいない 03 日本では全く分からない神の前における絶対的な罪 

2024-05-01 04:00:00 | ローマ人への手紙を読み解く
ローマ人への手紙
 3:9 では、どうなのか。わたしたちには優れた点があるのでしょうか。

全くありません。既に指摘したように、ユダヤ人もギリシア人も皆、

罪の下にあるのです。

 3:10 次のように書いてあるとおりです。「正しい者はいない。一人もいない。

 3:11 悟る者もなく、/神を探し求める者もいない。

 3:12 皆迷い、だれもかれも役に立たない者となった。善を行う者はいない。

ただの一人もいない。

 3:13 彼らののどは開いた墓のようであり、/彼らは舌で人を欺き、/

その唇には蝮の毒がある。

 3:14 口は、呪いと苦味で満ち、

 3:15 足は血を流すのに速く、

 3:16 その道には破壊と悲惨がある。

 3:17 彼らは平和の道を知らない。

 3:18 彼らの目には神への畏れがない。」

 3:19 さて、わたしたちが知っているように、すべて律法の言うところは、

律法の下にいる人々に向けられています。それは、すべての人の口がふさがれて、

全世界が神の裁きに服するようになるためなのです。

 3:20 なぜなら、律法を実行することによっては、

だれ一人神の前で義とされないからです。律法によっては、

罪の自覚しか生じないのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

聖書は神の前における絶対的な罪を突き付けています。

これはユダヤ教やキリスト教以外の宗教ではありません。

今回、学んでいる個所の19、20節を読みますと

・・・全世界が神の裁きに服するようになるためなのです。

 3:20 なぜなら、律法を実行することによっては、

だれ一人神の前で義とされない・・・


とパウロは断言しています。

また10節以下では、パウロは詩編14:1-3,5:9,140:3,10:7

などから引用されています。

日本では特に絶対的な罪意識は欠如した国民です。

今回の自民党政治資金問題のニュースを見ていますと

全く欠片も罪の認識もないどころか、

絶対的な罪がないので罪の基準が分からないのです。

そしてNHK連続テレビドラマで4月1日から始まった

「寅の翼」は法律を扱う内容ですが、日本で最初に弁護士になり、

戦後、裁判官になった主人公を通して、

罪をどのように描くのかが見ものです。

そして21節から神の義とは何かを見ていきます。
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