女性の地位の高さはユダヤ教からです。
ミュージカルとして有名な「屋根の上のバイオリン弾き」(注・01)
を観れば分かりますが、家族がいかに母親を信頼していることか。
そして母親が形成する盤石の家庭形成は、聖書の言葉に立っているからです。
ユダヤ教では、男女は適齢期になったら結婚するように定めています。
日本ではこのような教えはありませんので、
今や結婚を一度もしたことのない男女がは、2020年ですが、
男性は28.3%、女性は17.8%でした。
男性の3〜4人に1人は結婚歴がないのです。
これでは人口は減っていくのみです。
そして古代ユダヤ教では、10歳後半で結婚させました。
理由はこの年代になると性的なことに心を奪われ、早く結婚して、
性の欲望を満たし、勉強するほうが良いということからです。
これはタルムードに書かれているのです。
ゆえに日本に比べたら子沢山になるのは当然です。
そして家族が多いので安息日は家庭でも礼拝があります。
その時に夫は次のような祈りをします。
妻を讃える祈り
どんな宝石よりもあなたにかなう輝きはない。
夫はあなたに絶大な信頼を置いています。
あなたの舌から発せられる言葉は、
いつも叡智に満ちて、家族を導くいてくれます。
ほかの美しい女性がいてもあなたはかなわない。
あなたこそ私たち家族の誇りです。
最高の女性です。
あなたが妻でいてくれることを神に感謝します。
この告白を毎週、夫は妻にしますので当然、夫婦は円満です。
子供も家族全員が聞いていますし、
事実、夫は妻のためにあらゆることに協力を惜しまないのです。
日本では考えられません。
また、ユダヤ教では、モーセの十戒にあるように
「姦淫してはならない」は、「夫も妻も浮気をしてはならない」です。
これを定めたのがユダヤ教ですから、
ここから出たキリスト教もこれに沿っています。
他にも日常の細部を定めたタルムードには、
男性の浮気を諫める教えが多く書かれています。
またなぜ浮気をしてはならないか。
それは夫婦関係の悪化を及ぼし、家庭は崩壊し、子供を不幸にして、
社会生活を崩壊させるからです。
ではユダヤ教は離婚は認めてはいないかといえば、
いくつかの規定に沿った離婚は認めていますが、
好ましいということは一切ありません。