バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

山上説教 76 富をどう処理するか 14 何も気飾らない生活のコツは断食にある

2024-05-20 04:00:00 | イエス・キリストの生涯  マタイによる福音書
マタイによる福音書
6:27 あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、

寿命をわずかでも延ばすことができようか。

6:28 なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、

注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。

 6:29 しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、

この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。

 6:30 今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、

神はこのように装ってくださる。

まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。

 6:31 だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、

思い悩むな。

 6:32 それはみな、異邦人が切に求めているものだ。

あなたがたの天の父は、これらのものがみな

あなたがたに必要なことをご存じである。

 6:33 何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。

そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。

 6:34 だから、明日のことまで思い悩むな。

明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、

その日だけで十分である。」

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最近、福井県立図書館で借りた

「脳と身体を最適化せよ」(モリー・マルーフ著)を読みました。

これまで人類はいかに27節にあるように「寿命をわずかでも延ばすこと」

の全精力を賭けてきたかを紹介し、彼女は長寿の秘訣は

「ミトコンドリア」だと指摘しています。

しかし、その鍵を握るミトコンドリアも28節にあるように

野の花、自然の中に存在しているのであり、それを引き出すのは、

断食だというのです。

29節にあるように4000年前、栄華を極めたソロモン王でさえ

野の花の美しさにも勝てず、自らの手で神が与えた

イスラエルを滅亡に追い込むことをしてしまいました。

私は先に紹介しました本を読みながら、人生の最適化は、

神のみ旨に正しく、慎ましやかに淡々と静かに生きることだと思いました。

その決め手は何も気飾らない断食にあると気が付きました。

ここでイエスはそのことを語っておられたのです。

ゆえに30節の私たちは何も着飾らず、

あるがままに神と共に歩む生活が第一なのです。

私が断食と関わって30年になりますが、ようやくその総括ができそうです。
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