バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

聖書にある断食について 29 罪の代償 03 バテシバ事件 03 物語のあらすじ 

2024-02-15 04:00:00 | 聖書の断食
第2サムエル記
12:13 ダビデはナタンに言った。「わたしは主に罪を犯した。」

ナタンはダビデに言った。「その主があなたの罪を取り除かれる。

あなたは死の罰を免れる。

 12:14 しかし、このようなことをして主を甚だしく軽んじたのだから、

生まれてくるあなたの子は必ず死ぬ。」

 12:15 ナタンは自分の家に帰って行った。

主はウリヤの妻が産んだダビデの子を打たれ、その子は弱っていった。

 12:16 ダビデはその子のために神に願い求め、断食した。

彼は引きこもり、地面に横たわって夜を過ごした。

 12:17 王家の長老たちはその傍らに立って、

王を地面から起き上がらせようとしたが、ダビデはそれを望まず、

彼らと共に食事をとろうともしなかった。

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ネットで「バテシバ 絵画」と入れて、googleで検索すれば、

膨大な数のバテシバの裸婦像が出てきます。

それだけバテシバは聖書の中でも絵になる存在であり、

バテシバ事件とはどのようなことだったのでしょうか。

まず物語のあらすじから述べましょう。

神が選ばれたイスラエルの優れた王、ダビデがバテシバに言い寄る物語

(いわゆるバテシバ事件)は、第2サムエル記の第11章に詳しく出てきます。

ダビデ王が王宮の屋上を散歩している時、

水浴中のウリヤの妻バテシバに目を留め、すぐに彼女を呼び寄せ、

関係を持ち、妊娠させてしまいます。

ダビデ王は自このような自ら犯した罪を隠そうとし、

ウリヤを妻バテシバと封関係をもたせ、

子供が自分のものだと考えることを期待し、

ウリヤを戦闘中の軍から呼び戻しますが、

ウリヤは戦闘中の兵士を律すると自宅のベッドで寝るより、

王宮の兵士たちと共に滞在します。

そのことでダビデ王の計画は成就せず、ダビデ王は将軍ヨアブに

ウリヤを激戦の最中に見捨て、敵陣に置き去りにし、

戦死させる命令を与えたのです。

そしてその命令書をウリヤに持って行かせるという残忍な手口でした。

そしてウリヤは戦死し、ダビデ王は未亡人となったバテシバを

3人目の妻として迎えました。

神はこの事件を重く見られて、預言者ナタンを遣わし、

ナタンはたとえ話をダビデ王にします。

貧しい隣人から1匹の小羊を奪った金持ち、不正な行為に対する

ダビデ王の激しい怒りを起こさせますが、

このたとえ話はダビデ王の起こしたバテシバ略奪と

夫殺害の罪と同じであると糾弾します。

これを聞いて、ダビデ王はすぐに自らの罪を悔い、神の前に悔い改めます。

しかし、妊娠して生まれたバテシバとの間に生まれた子は、

重病に罹り、出生後わずか数日で他界し、その時に断食をしたのが、

今回、述べています12章です。

次回からは、なぜこのような事件を起こすに至ったか

更に詳しく見ていきましょう。

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