バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

聖書にある断食について 34 罪の代償 08 バテシバ事件 08 なぜダビデ王は過ちを犯したのか 05 キリスト・イエスに結ばれている者は、罪に定められることはない  

2024-05-25 04:00:00 | 聖書の断食
第2サムエル記
12:13 ダビデはナタンに言った。「わたしは主に罪を犯した。」

ナタンはダビデに言った。「その主があなたの罪を取り除かれる。

あなたは死の罰を免れる。

 12:14 しかし、このようなことをして主を甚だしく軽んじたのだから、

生まれてくるあなたの子は必ず死ぬ。」

 12:15 ナタンは自分の家に帰って行った。

主はウリヤの妻が産んだダビデの子を打たれ、その子は弱っていった。

 12:16 ダビデはその子のために神に願い求め、断食した。

彼は引きこもり、地面に横たわって夜を過ごした。

 12:17 王家の長老たちはその傍らに立って、

王を地面から起き上がらせようとしたが、ダビデはそれを望まず、

彼らと共に食事をとろうともしなかった。

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先回、ダビデとバテシバの、決して赦され得ない姦淫と

夫殺しと言う重罪の末、与えられた子供も

預言者ナタンが語ったように病死してしまい、

ダビデは悲嘆の中で断食をします。

しかし、このような醜い罪は人類の罪の代表のようなものであり、

このような罪をすべて担われたお方がイエスでした。

人間もそしてクリスチャンさえも容赦なく飲み込んでしまう、

不気味な罪の力です。

イエスは十字架の苦しみと死と復活において、

すべての罪を引き受けて下さったのです。

イエスの命をいけにえとしてささげることによって、

私たちを赦して下さるためにほかなりませんでした。

私たちがこの強力な罪の力から救われるのは、

ダビデのような罪を犯さないようにと備えることではなく、

このイエス・キリストの十字架の死によるところの

赦しの恵みの中に置かれることによってでしかないかったのです。

ダビデがウリヤの妻によってソロモンを生みというイエスの系図は、

私たちが確かにその恵みの中に置かれていることを示しています。

使徒ヨハネはこう語ります。

第一ヨハネの手紙
1:9 自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。
1:10 罪を犯したことがないと言うなら、それは神を偽り者とすることであり、神の言葉はわたしたちの内にありません。

 このみ言葉を読むと真の希望を見出します。

私たちの罪を贖い、希望を与えてくださるお方は

イエス・キリストをおいてはあり得ません。

そして神は私たちにイエスの霊を注いでくださり、

その聖霊の力によって、私たちの肉によってはできない

罪との戦いに勝利を与えてくださいます。

まさにそのことを使徒パウロは下記のように語っています。

ローマ人への手紙
7:24 わたしはなんと惨めな人間なのでしょう。
死に定められたこの体から、だれがわたしを救ってくれるでしょうか。
 7:25 わたしたちの主イエス・キリストを通して神に感謝いたします。
このように、わたし自身は心では神の律法に仕えていますが、肉では罪の法則に仕えているのです。
8:1 従って、今や、キリスト・イエスに結ばれている者は、
罪に定められることはありません。
8:2 キリスト・イエスによって命をもたらす霊の法則が、
罪と死との法則からあなたを解放したからです。
8:3 肉の弱さのために律法がなしえなかったことを、神はしてくださったのです。つまり、罪を取り除くために御子を罪深い肉と同じ姿でこの世に送り、その肉において罪を罪として処断されたのです。
 8:4 それは、肉ではなく霊に従って歩むわたしたちの内に、律法の要求が満たされるためでした。
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