太った中年

日本男児たるもの

炊飯器

2008-02-15 | weblog

いわゆる「食わず嫌い」は、特定の料理や食材を、視覚・嗅覚・触覚(または聴覚)といった味覚以外の感覚を通して得た情報を元にネガティブな判断を下してしまい、味わうという最終的な判断をする前に嫌ってしまうことである。 (ウィキペディアより一部引用)

食べ物ではなくて炊飯器でこの「食わず嫌い」に近しい経験をしたことがある。昔、初めて自炊に挑んだとき、まず、必要な調理器具を買い揃えた。このとき普通のジャー炊飯器を買ってご飯を炊いてみたところ、これが大失敗だった。

その炊飯器には0.5合~5.5合となっていたから最小単位の1人分0.5合を試みた。米を研いで内釜に入れてみると、底に薄く沈殿して焦げないかと不安になった。ごく普通に炊き上がったけれど、どうしても食べる気にならなかった。

単純に1人用1回の分量と内釜の大きさが見た目でバランスを欠いただけのことだった。しかし、一人料理の空しさを感じた。ナイーブな中年男だ。そして、絶望のなか、1人用の小さな炊飯器を探したら、近所のホームセンターにあった。神は我を見捨てなかった。

ナショナル ミニクッカーSR-03G これは1人用の最高傑作。お米を入れて炊くだけの保温機能などないシンプルなもので、よく考えられた製品だ。自炊を再開しても重宝している。さすが、松下幸之助の国民ブランドだ、商標変更などしないで欲しい。

一人料理には、他にも食材の仕入れでムダがでるとか、レシピが4人前等のハンディが多々ある。しかし、主食の米さえ万全なら後は何とかなるものだ。