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素適なロハスライフ

2008-02-06 | weblog

LOHAS(ロハス、ローハス)とはLifestyles Of Health And Sustainability (健康と持続可能性の(若しくはこれを重視する)ライフスタイル)の略。健康や環境問題に関心の高い人々のライフスタイルを営利活動に結びつけるために生み出されたビジネス用語である。

[概要]

1998年、アメリカ合衆国の社会学者ポール・レイと心理学者のシェリー・アンダーソンが、15年にもわたる調査により、カルチュアル・クリエイティブズ(en:Cultural Creatives)と呼ばれる環境や健康への意識が高い人々の存在を確認したことを元に、レイと起業家のジルカ・リサビ(後のGAIAM創立者 GAIAMとは「ガイア」と「アイ・アム」の合成造語との事)が協力して開発したマーケティングコンセプトが“LOHAS”である。アメリカでは毎年LOHAS市場を拡大するためのLOHAS会議が開催されている。2002年、日本経済新聞がLOHASを取り上げた。商標関連問題により、ビジネスとしては下火になりつつある。

[アメリカにおける LOHAS]

アメリカの調査機関NMIが、LOHAS層を「環境と健康に関心、社会に対する問題意識、自己啓発・精神性の向上に関心が高く、実際の行動に移す人々」と定義し、2002年よりその割合を調査している。この調査にはカルチュアル・クリエイティブズを提唱したレイもアドバイザーとして協力している。2005年の調査によるとアメリカの成人人口の23%がLOHAS層だという(他、LOHAS層に近いが行動に至らない NOMADICS:39%、価値観を特に持たないCENTRISTS:27%、日々の生活に追われる INDIFFERENTS:12%)。

・アメリカでは「LOHAS」という言葉はビジネス用語として普及しており、一般消費者にはほとんど知られていない。一般消費者向けの「LOHAS」という言葉は、日本で最も普及しており、次いでアジア各国(韓国、台湾など)から発信されていると言える。

[日本におけるロハス]

日本経済新聞が2002年9月、LOHASを紹介する記事を掲載。その後、月刊誌『ソトコト』が2004年4月号でロハス特集を組むなど、マスメディアが注目したことでロハスが広まっていった。 2005年より、イースクエアがNMIと同様の調査を日本でも行っている。2005年の調査によると、日本の成人の29%がLOHAS層だという(他、NOMADICS:27%、CENTRISTS:28%、INDIFFERENTS:16%)。

日本では、「健康と環境を志向するライフスタイル」と意訳され、スローライフやエコに続いて広まった。一般的には、健康や癒し・環境やエコに関連した商品やサービスを総称してロハスと呼び、ロハス的な事・物に興味を持つ人をロハスピープルと呼ぶ。

[ビジネスとしてのロハス]

2005年における米LOHASマーケット規模は2兆円、5年以内には20兆円とも言われている。

[LOHASの5大マーケット]

頭文字をとってSHAPEと呼ばれている

Sustainable Economy (持続可能な経済) グリーン都市計画、SRI、省エネ商品、代替エネルギー、フェアトレード等

Healthy Lifestyle (健康的なライフスタイル) 自然食品、サプリメント、オーガニック、マクロビオティック等

Alternative Healthcare (代替医療) ホメオパシー、アーユルヴェーダ、自然治療、東洋医学、鍼治療、レイキ等

Personal Development (自己開発) メンタルトレーニング、スピリチュアル、ヨガ、ピラティス、瞑想法、自己啓発、アート、能力開発等

Ecological Lifestyle(エコなライフスタイル) リフォーム、環境配慮住宅、家庭用品、エコツーリズム等


[消費者としてのロハス]
 
ロハスピープルとも言われ、エコや健康、自己開発や社会的責任をもって意識的な消費を心がける。 ロハスピープルの情報源は、マスコミよりも、専門家の意見やクチコミを重視する傾向にある

[ロハスに対する批判]

外部リンク「ロハスのウソと真実」で平易にまとめられている。

(以上、ロハスをウィキペディアより引用)

アメリカでビジネス/マーケティング用語として生まれた「ロハス」を、「地球環境保護と健康な生活を最優先し、人類と地球が共栄共存できる持続可能なライフスタイルと、それを望む人たち」、といった新しい生活文化のコンセプトに置き換え、某企業の企てで日本では広まったけれど、商標(ブランド)登録が発覚して頓挫した。

「ロハスピープル」は高価なブランド品を買うだけの「セレブな奥様」と同義な位置づけになり、仕掛けた企業や編集者は腹黒い強欲な商売人となった。売りつけるロハス商品はボッタクリ商品だ。カッチョ悪いことこの上ない。

ところがこのブログは最初のエントリーで「メタボオヂサンからロハスオヂサンへ」とカッチョ悪いスローガンを謳っている、そう、人生には「遊び心」が必要なのだ。