【2022.03.02】
ゲルマラジオの室内アンテナが形になった。
一辺が約64cmの正方形で電線を15mm間隔で11回巻いた。
電線の全長は約28m。
インダクタンスは145μHだった。
<受信結果>
電波伝播の状態、室内での設置場所にもよるが最低でも2局、良い時は3局が聞こえる。
大きくて取り回しは大変だが、アースも外部アンテナも無しで聞く為には、これくらいの大きさは必要かも知れない。
本当は、もっと大きくしたかったが、部屋間の移動を考慮してこの大きさで妥協した。
<苦心した部分>
電線を巻く事は容易だった。
しかし、そこから先がなかなか進まない状態になった。
何日も考え続けたのが、本体の固定方法とアンテナからバリコンまでの配線をどうするかだった。
本体の固定は、耐震用の伸縮可能なポールを使うことに決めた。
ダイソーで200円のものを購入して根元のスプリングを撤去して両面テープとビニールテープでしっかりと固定した。
伸縮と回転が可能なアンテナになった。
アマチュア無線のキュービカルクワッドの様で、見ているだけで楽しい。
ポールを伸ばしたアンテナ(僅かだが高くなる)
本体の固定の次は、アンテナからバリコンまでの配線で暫く悩んだ。
梯子フィーダー、同軸ケーブル、平衡2線フィーダー等を考えた。
「これは試作なんだ」と思ったら一つの方法が思い浮かんだ。
アンテナ線を並行に並べて紙テープに貼って、よじれない様にバリコンまで配線することにした。
<指向特性の鋭さに驚く>
「回転式アンテナ」は良く聞こえる方向に向きを合わせる楽しさが有る。
良く聞こえる方向から90度回転させると全く聞こえなくなる。
さて、第一段階はこれでおしまい。
暫くはラジオ放送を楽しもうと思う。
なにしろ電源無しで聞こえるのが魅力である。
思いついて、試して、上手く行くときも有れば、失敗したりの繰り返し。