休日は映画の日。TVドラマ『鬼平犯科帳』に嵌ってしまった。すでに、「スペシャル版」12本+「シリーズ1-①~⑦」鑑賞を終えた。まだまだ約60本程度TSUTAYAのレンタル棚にあり一日2本づつ鑑賞しても30日間(約1か月)も楽しめることに期待している。小生が、なぜこのドラマに嵌ったのか自分でもよくわからない。たぶん、精神的な安心感と安定感をこのドラマから感じるからかもしれない。もちろん、勧善懲悪ドラマなら『水戸黄門』でもいいわけだが少し趣が違う。主人公の“鬼平”こと長谷川平蔵の人間性(人に優しく悪に厳しい人柄の描き方)と彼の的確なリーダーシップ(・情報の公開と共有・傾聴の徹底と適材の活用・修羅の現場で共に働き、責任をとる姿勢)にあるのだろうと思う。最近、もう一つ嵌っているのが「詩」だ。高見順の有名な詩『われは草なり』これを声に出して読むとふつふつと体の中から元気がでてくる。「われは草なり 伸びんとす 伸びられるとき 伸びんとす 伸びられぬ日は 伸びぬなり 伸びられる日は 伸びるなり われは草なり 緑なり 全身すべて 緑なり 毎年かはらず 緑なり 緑のおのれに あきぬなり われは草なり 緑なり 緑の深きを 願ふなり ああ 生きる日の 美しき ああ 生きる日の 楽しさよ われは草なり 生きんとす 草のいのちを 生きんとす」だ。きょうの楽しかったことは、○大関豪栄道が全勝で初優勝したこと、○来週のビッグセミナー(姫路)進行イメトレが行えたこと、○昼食は縦走弁当、ウマくて安くて食べ過ぎなくてちょうどいいことだ。(11,650歩)
今朝はいつも通りの行動ルーティンを実行。ただ、リスニングは文化講演会(「真田丸の謎~信繁は名将か愚将か~」講師:千田奈良大学学長 大坂冬の陣で真田信繁(幸村)が大坂城に築いた出城「真田丸」。これまで「真田丸」は半円形の馬出し説が有力だったが近年、様々な資料が見つかり本当の「真田丸」の様子が明らかになってきた。城郭考古学が専門の千田氏が、「真田丸」を築いた真の理由を語る)を聴きながら知らぬ間に水月公園池ノ端コースを4周、こういうウォーキングがいちばん楽しい。午前中は今、すっかり嵌まっているTVドラマ(DVD)『鬼平犯科帳』(シリーズ1-⑤~⑧)を鑑賞、これが毎回実に面白い。もちろん、一話完結の物語だがそこにはそれぞれの回ごとの主人公の心情が描かれている。つまり、生き様や信念、義理人情、悩める人間への激励や共感、時には適切な助言など現代社会でもじゅうぶんに通用しそうなものまである。例えば、過ってお世話になった人へのご恩返しをすることが愛する幼子の娘を見捨てることにつながってしまう、そんな板ばさみに陥って塞ぎ込んでいる仲間へのアドバイスは?この場面での相談を受けた兄貴分のセリフは「俺なら自分を捨てて考えてみる、離す(放す)ことなんじゃないかな」だった。適切かどうかわからないがそれを聴いた悩んでいる当人の表情は明るく晴れた。きょうの楽しかったことは、○出城「真田丸」の古文書からの読み解きが面白かったこと、○TVドラマの良し悪しは脚本次第と気づいたこと、○ランチは豚骨醤油ラーメン、ウマかったことだ。(10,500歩)
文藝春秋10月号にサッカー日本代表監督ハリルホジッチ氏の取材記事掲載、『日本サッカーには「決闘」(デュエル)が必要だ』。この中で彼の日本人観、かなり好意的だが面白い。主旨は以下の通り。「日本人は評判通り、真面目で勤勉、大変仕事熱心です。周りをリスペクト(尊敬・尊重する)し、物静かで大人しい。冗談をあまり言い合わないのだけは不満ですが」「日本人には団結心があります。規律や真面目さは、組織の発展において絶対に必要です。その点において日本を、日本人をとてもリスペクトしています」「日本人はどちらかと言うと感情を隠して、映画鑑賞やオペラ鑑賞でもしているかのように静かにプレーする。グランド外で感情をあらわにせず穏やかでいることは美徳だとしても、 一旦グランドに入ったら姿勢を変えなくてはなりません。感情を爆発させ、表現していかないとやられてしまいます」「つまり、強豪国に勝つためには、闘うスピリットを組織として爆発させていかなければならないということです。これは日本がまだまだ学ばなければならない点です」等々。彼のインタビュー記事を読む限り、最終予選の突破は難しいかもしれないと受けとめてしまった。そうならないように祈るばかりだが。きょうの楽しかったことは○心斎橋エトレ(ヘアサロン)で家族とともにくつろぎのときが持てたこと、○ウォーキングシューズ(ニューバランス)を買ったこと、○昼食は「ぼっかけや」の信州そば、ウマかったことだ。(11,150歩)
朝の行動ルーティンはいつも通りに実行。午前中、文藝春秋を読んでいてふっと思いだした。不思議な話だが20数年前の実話だ。まだ小生が商社マンの頃、大阪の地下鉄御堂筋線「本町」駅徒歩2~3分に所在していた会社で人事部長など務めていた時期の話だ。ある日、体調やや不良で早めに帰宅しようと午後4時過ぎの地下鉄に乗車したときのワンシーン。当時、直感力を磨こうと車両に乗った瞬間さっと車内を見渡して座っている乗客の誰が淀屋橋駅・梅田駅までに降りるか、素早く目星を付けた乗客の前に立つ、そんな訓練をしていた時だ。二人連れの年配女性の前に夕刊フジを読みながら立った。案の定、二人連れの一人が梅田駅で降り空いた席に小生が座った途端、もう一人の連れの女性が小生の顔を凝視してこう言った。「あなたはいい顔をしてますねぇ、86歳まで生きますよ」と。見ず知らずの女性に突然こう言われ小生は驚きたじろいだ。夕刊フジを読んでいたのを止めて慌てて女性の方に向き直り、「失礼ですが、どちらさんですか?」と尋ねた。すると、「私はこういう者です」と新聞の切り抜き記事を見せられた、結婚相談所の所長だったと記憶している。梅田駅から2つ目の西中島南方駅で降りられた。それだけのご縁だったがそれ以来“小生の寿命は86歳”と今でも信じている。きょうの楽しかったことは○不思議な実話(体験)を思いだしたこと、○ドラマ(DVD)『鬼平犯科帳』、完全にハマってしまったこと、○三田屋の牛どん(昼食)ウマかったことだ。(11,160歩)
台風一過の朝、いつもの行動ルーティンも終えてのんびり日経新聞朝刊を読んでいると、家人から「部屋を掃除しているとあったの。これ、読みますか」と渡された。『ポケット詩集』、チラッと目を通して驚いた。坂村真民しか読んだことがなかったが、宮沢賢治、まど・みちお、石垣りん、谷川俊太郎、与謝野晶子、茨木のり子などの代表作品が紹介されている。新聞を読むのを止めて、この詩集に集中した。最初に、「聴く力」(茨木のり子)でガツンとかまされた。『ひとのこころの湖水 その深浅に 立ちどまり耳澄ます ということがない 風の音に驚いたり 鳥の声に惚けたり ひとり耳そばだてる そんなしぐさからも遠ざかるばかり 小鳥の会話がわかったせいで 古い樹木の難儀を救い きれいな娘の病気まで直した民話 「聴耳頭巾」を持っていた うからやから その末裔(すえ)は我がことのみに無我夢中 舌ばかりほの赤くくるくると空転し どう言いくるめようか どう圧倒してやろうか だが どうして言葉たり得よう 他のものを じっと 受けとめる力がなければ』。彼女(茨木のり子)の『自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ』で止めをくらった。きょうの楽しかったことは、○家人からのプレゼント「ポケット詩集」を夢中で読んだこと、○読書と映画(DVD)で終日を過ごせたこと、○知人の経営するお好み焼き店S(箕面)で家族と会食、特に広島焼きがウマかったことだ。(11,940歩)