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普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

それは、あまりに美しかった

2009-01-12 21:39:06 | Weblog
日曜日、建築家の今関くんと、「走り初め」に出かけた。
築地を抜けて、湾岸へと出て、葛西臨海公園への往復コース。
寄り道もいれて70キロのまあまあのロングライドである。

昼過ぎに、葛西臨海公園に到着、すると今関くんが、ある建物が見たいと言いだした。

葛西臨海公園へは、何度か息子ちゃんを連れて出向いたことがある。
マグロの巨大水槽が印象的な水族館は、なかなか斬新な建物だった記憶がある。

そんな話をすると、今関くん、即答する。
「あれは谷口吉生の作品ですよ、谷口さんは日本を代表する建築家の一人です。でも本当に凄いのは、水族館の方ではなく、その近くにある展望台なんです!」

ほー、しらなんだ。
なら見てみようと、その展望台を目指す。

その建物は、雲一つない空に溶け込むように美しくそびえていた。



白い鉄のフレームだけで建物の自重を支える特殊な構造なのだという。
中に入ると、ガラスに囲まれた、すっきりとした空間が広がる。
まるで風景の中に、自分が取り込まれてしまったような不思議な錯覚に陥る。



谷口吉生は、父も有名な建築家。
もっとも有名なのは、ニューヨーク近代美術館新館なんだそうだ。
しかし他の建築家のように、マスコミに露出したりは殆どない。
コンペにも参加することもないらしい。
それでも名指しで指名をうけ、多くの公共建築を手がけてきたらしい。

それにしても、その建物は、あまりに美しかった。

冬だというのに、温室のように温かいなぁと呟くと、
また間髪入れずに今関くんが教えてくれた。

「冬は、温かくていいですけど、夏になると壮絶に暑いらしいですよ」

なるほど。
そりゃそうでしょうね。。。。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (さってぃん)
2009-01-14 15:33:07
綺麗な建築物ですよね。
ちょっと不便な感じが良いです。(階段とか)
私は、逆にこちらの建物しか覚えていません。水族館はどんなのだっけ?
最近は天気が良いので、自転車には調度良いですね。
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Unknown (カワ坊)
2009-01-14 20:00:14
いや不便ですよね。
全くもって・・・。
でも、綺麗さでは群を抜いていますね。
建築のための建築ですね。
なんのためにあるのか、
それが明確であるのがいいのかもしれません。

そういえばカレンが、さってぃんのことをえらく気に入っていたよ。

先日のパーティーの時にしきりにそういってたよん♪
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