普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

「1Q84」、ようやく読了。

2009-09-27 20:48:36 | 観た、聴いた、読んだ
遅ればせながら、読み終えた。

ひさしぶりにワクワクした村上作品だった。
物語を引っ張っていく仕掛けが、どれも秀逸で特にBOOK2に入ってからは、
もう本から離れられなくなり、眠くなる自分がもどかしいほどだった。

ネズミを取り出す、という比喩が今回の作品の中にあるのだが、
この小説も村上春樹が、混沌の中からひさしぶりに「取り出した」物語だと思う。

最後の方は、メタファーも多く、何を指し示しているのか分からないまま、
ブツッと突然、終わってしまうのだが、それもあまり気にならなかった。

深夜に読み終え、そのまま寝たのだが、朝起きても不思議な読後感が残っていた・・・。

なかなかどうしてのマスターピース。

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