普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

傘の舞う夜

2009-08-29 23:03:00 | Weblog
隣のお宅からチケットを頂き、野球観戦に出かけた。
神宮球場でのヤクルトVS中日。
まあそんな注目のカードじゃないし、ユルユルの気持ちで家族で出かけた。
僕にとっては30年ぶりの野球観戦である。

神宮球場に着くと、なんだか気分が盛り上がってくる。



球場に入ると、熱気ムンムン。
外野席はすでに満席、こんなに野球観戦に世の人が感心があることに驚く。
野球なんて、しかもヤクルトだし、そんなに人出が多いなんて思わなかった。
村上春樹の古いエッセイにも人気なのない外野席でビールを飲むのが幸せなんてあったけれど、そんな静けさは全くない。



野球好きの子どもは大はしゃぎ。
普段、僕は全く興味がないので選手の名前もワカランチン。
息子がいろいろと教えてくれる。
いつのまにこんなに野球に詳しくなったのかと、驚いた。

ヤクルトがファインプレーを決めたりすると、球場の熱気は最高潮に達する。
するとなぜか観客は、東京音頭を唄いながら傘を振り上げるのである。



ふーん、こんなの知らなかった。

みんな、試合に引き込まれるように、熱くなっている。
そのうち釣られて僕もガッツポーズを取ったり、叫んだりと熱くなってくる。

ずっとヤクルトが1点を追う状況が続いていたが、9回裏、犠牲フライで同点に追いついた。
外野席は熱狂に包まれて、また傘が乱舞する。
息子も立ち上がってガッツポーズを取っている。
おー、野球ってこんなに熱いスポーツだったのか。

結局、試合は中日が延長10回の表に2点先取し、ヤクルトはランナーを出すも凡退し、あえなく敗退した。

だけど30年ぶりの野球観戦は、なかなか良いモノでありんした。
こんな愉悦があるだなぁ・・・。

思いの外、心が揺さぶられる熱い夜でありんした。

速すぎて取れないボール

2009-08-29 13:59:43 | Weblog
7歳の息子と久しぶりにキャッチボールをした。

去年までは、ボールを投げるのがやっとだったのだが、
今ではミットをしていても手がジーンとなるような球を投げる。

「今のはいい球だったねー」と声をかけると満面の笑みを見せる。
僕がエラーをすると、「(球が)速すぎて取れなかったでしょ」とまたまた満面の笑み。
ま、そんなこともないんだけど、「まあね」と答える。

知らぬ間に息子は成長している。
そしてそのうちに僕を追い越していく。

嬉しいような、寂しいような、不思議な気持ちになった・・・。