普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

富士日記

2009-06-08 23:11:54 | 観た、聴いた、読んだ
面白いですよね。
武田百合子。

僕は、この人の書く文章が、なぜか無性に好きである。

昔、「日々雑記」というのを読んだことを鮮烈に記憶している。
文章が澄んでいて、精神も澄んでいて、なんとも爽やかな気持ちにさせられる。

作家、武田泰淳の妻にして、写真家、武田花の母。

「富士日記」は、富士の麓に別荘を建てた武田家の日記を転載したもの。
時折、泰淳や花が書いた文章も混じる。

のびのびとした心で世の中を見るとこう見えるのだろう。
忘れてしまいそうな初心をなぜか、目の前に連れ戻してくれる佳作だと思う。

ただの日記、されど日記。
僕のブログとは、大違い。

そもそも比べるのはどうかとの声も聞こえてきそうですが・・・。

男四十、灼熱の横田を駆け抜けた

2009-06-08 01:07:11 | Weblog
やりました。
第二十五回横田基地駅伝大会。
駆け抜けました。
いやー、爽快でありました。

しかし驚いたのはその人出。
朝8時過ぎの、横田基地もよりの牛浜駅のホームの様子。

電車を降りて改札にたどり着くまで15分かかりました・・・。
人気の高さを物語っております。

基地の入り口にようやくついても、またこの人出。


しかもこの「どピーカン」の太陽が頭上を容赦なく照りつける。
40の男の挑戦にとっては、おあつらえ向きの状況だぜ。

基地内に入ると、意外とゆったり。
というかばかでかい。
しかし、なんでこんなにでっかい土地をメリケンに使わせてやらなあかんのか、
と根本的な疑問もわき上がるが難しいことは考えずに行こうと、思い直す。

そして10時30分。
第一走者がスタート。

このロータリーでたすきの受け渡しを行う。
第一走者は、体脂肪率7%の驚異のアスリート、5キロを22分でゴール。
第二走者、第三走者も大健闘。

そしてアンカーの私・・・、
タスキを第三走者のシュン坊から受け取る。
タスキを受け取った途端、何か仲間意識のようなものが強くなり、それだけで感動。
コースの脇で、応援の家族や兵隊さんなどが声援をくれる。
何か大きな一体感のようなものに包まれ、さらに胸の奥が熱くなる。

「残り500メートル!」の声を聞き、ややペースアップ。
全力を振り絞って5キロを走りきった。

気になる結果の方ですが、
個人的には、腕時計の計測で、23分くらいでゴールしました。
チーム全体では、1時間39分。
順位としては、550チーム中、225位でした。

チームのみんなで一丸となって挑んだ灼熱の横田、
最初の駅伝としては、大健闘だったのではないでしょうか。

僕個人としては、何より走ることが楽しかった。

抜けるような青い空、切れることのない声援、心地良い緊張感、そして仲間たち。
これはなかなか熱い経験である。

ランニング熱がぐっと高まった、40の横田基地駅伝でありんした。