ま、いろいろやりましたわ、
家に居ながらのデトックス。
暦の上では明日まで連休なのであるが、私は明日から仕事である。
ま、大体、連休中に出かけてろくな事はありませんから、と負け惜しみをいってみる。
いずれにしても徹底的に家にいた訳であるが、
では一体全体、何をしていたのか、つらつらと思い出すままに書き連ねてみる。
息子とボードゲーム。
「ラビリンス」

すっごく単純なのだけれど、奥の深いゲームである。
小学一年生の息子を相手にマジで燃えた。
ウチにあるのはドイツ製で、ドイツが本家本元。
この画像はネット上にあったもの、あしからず。
料理。
野菜スープと、大根と鶏肉の煮物、そしてすき焼きなぞを作ってみた。
結構、ストレス解消になるんですよね。
映画。
「松川事件」

WOWWOWで録ってあったもの。
下山事件、三鷹事件とならぶ戦後の国鉄3大ミステリーの1つである。
凄いのは、この映画はカンパで作られていると言うことである。
つまり20人の被告の無罪を信じ、多くの人が動いた。
最高裁で争われる前に、この映画が作られ、信を問うている。
いやー、昔、この国にも沢山の立派な人がいたのだなぁと妙に胸がざわつく。
「クィーン」

映画としては、まあ退屈なものなのであるけれども、
イギリス王室を赤裸々に綴るこの物語を見て、健全さを感じた。
日本ではまずこの手の映画は出来ませんよね。
ソクローフの「太陽」という映画があったけれど、
なーんか奥歯に物が挟まったような感じで、非常に未消化だった気がする。
そういう意味では、踏み込んで描かれていたですね。
ぱちぱち。
「パッチギ!LOVE&PEACE」
ドタバタとした映画。
心意気は良い。個人的には前作のほうが良かった。
読書。
「柔らかな頬」

今更ながらの桐野夏生。
面白い、というか興味深い。
この人の本はどれも、人間の暗い精神の深淵を覗いたような気になりますね。
自分はまだまだ「こちら側」に踏みとどまって居るなぁと思える本でもあります。
「日出づる国の工場」村上春樹・安西水丸
古本屋で500円で買った。
なんか90年代という軽薄な時代を感じるエッセイであった。
頭があまり疲れなさそうな本をと思って購入したのだが、正直、つまらなかった。
CD。
「春の祭典 ストラビンスキー」 ファジル・サイ

いやなぜだかファジル・サイの多重録音による4手ピアノが心地よかった。
頭が疲れているからかな、風呂場で聞きまくっていた。
そしてカーペンターズのトリビュート盤。

ソニックユースとかシェリル・クロウとかマシュー・スウィートとかが、
カーペンターズを演る。
このCD、かなり昔から好きなんですよね。
中でも唯一、日本から参加している「少年ナイフ」の「Top of the World」が最高。
可愛くて、圧倒的にポップで、かっとんでる。
ガールズバンドはかくあるべし、休日の朝のテーマソングである。
これらのものを風呂→屋上→午睡→風呂のローテションに組み入れ、
とにかく心身共にふやけるまでやった。
義理の妹のお見舞いにも行けたし、息子とムーミンもみた。
銭湯にもいった。
どこにでかける訳でもなかったが、それなりに「コトリ・リゾート」を満喫した。
そして、明日から仕事が始まりまする。
このまま、ふやけて昇天したいというのが本音なんすけど・・・。