物語に入り込む
今日から熊本市現代美術館で新しい古本展覧会が始まります。
もう始まって8分が過ぎてる。近所のドトールで書いている。
入ってすぐ右手に明治大正昭和の反骨の新聞作りマン宮武外骨の すきなみちという本が置いてある。貴重な本ですが、手にとってみてください。
宮武外骨が好きすぎて、いや、宮武外骨を好きな赤瀬川原平が好きすぎて、何か出来ないか？と思ってた2001年頃、友達とノッピン新聞を始めた。
毎日、モーガンカフェという当時高円寺にあったカフェに投函する。
これは外骨が日刊不二という日刊の新聞を出していたことによる影響と、ほぼじゃねぇんだよ、日刊なんだよという、急速にインターネットを取り入れようとする世の中への反発で、わら半紙にコピーで毎日発行されていた。それから10年後に震災があって原発やめろ！！！！！！デモを高円寺で2011年4月10日にやった時のデモコース近辺に、宮武外骨が住んでたことがわかり、その場所を調べるツアーをやった。（※1)
その後に、外骨の本、【すきなみち】を手に入れた。外骨の本にこの道が好きとか書いてあるわけじゃないんだけど、このタイトルが好きでいつもどんな本なのか想像してたら、初めて行った古書現世で何か買う本ないかなーと粘って、粘って最後の最後にビカーンと書棚から光って入り込んできた。
僕が読んできた本と本とインターネットを繋ぐ、すきな道がたくさん展示してある展覧会です。
横に並んでる本は高円寺シリーズとも言うべき本で、【素人の乱 】何ページか忘れたんだけど、SWANKYSという1980年代福岡で活動してた伝説すぎるバンドが再結成することについて書かれたページがあります。
中野ロープウェイという雑貨屋をやってるイトウ君とSWANKYSの再結成ライブを観に行って、その感動をみんなと共有したい。という思いからインターネットラジオを始めた。
本にはその辺りのことが詳細に書いてあるし、もっと掘りたくなった方はSWANKYSが再結成したのが2005年頃なので、このブログを調べると出てくると思う。
それがある掲示板にSWANKYSのスレッドが立ってから物語が徐々に動きはじめ、メンバー同士がその掲示板で再会し、再結成するに至る。イトウ君と飛行機に乗って福岡までライブを観に行った。当時路上で呑みまくる場所っプという0円ショップをやってて、その初代アイドルが佐々木賢人という若者で、SSKって呼んでたんだけど、なんか言いにくい。で、天神の古着の催事かでフグのTシャツが売ってた。FUKUYOUとプリントしてあって、イトウ君と爆笑！SSKはFUKUYOUに決まりだね！ってことで、今も映像の世界で活躍してるフクユーの誕生の瞬間！
話逸れた！これ長くなるぞ。
今回、この新しい古本展と、このブログを連動させながらやりたいのは、インターネットが本の保護をしてくれたり、物語の中に入り込ませてくれる有効な作用があるよってこと。
素人の乱の本の中に出てくるSWANKYSの話は山下陽光から見たバージョンで、最近イトウ君のインタビューが公開された。そこで話されてるイトウ君バージョンと２つを読むとより立体的になる。※2
あと、何かの雑誌にもイトウ君がSWANKYSについて話してるのがあった。
2005年にSWANKYSが再結成したのは掲示板の効果が大きくて、ライブが終わって帰って来てからも予熱があったから、インターネットラジオをやることでまたネットの世界に入り込んで再会出来た感覚があった。
インターネットの手触りを忘れないようにするためにリンクを貼ります。
読み込んでから、この展示、もしくは書籍を読むと、物語に入り込める気がする。
この高円寺コーナーには夢眠ねむ、【まろやかな狂気】岡啓輔、【バベる】蟻鱒鳶ル、【アー柴君のサイケデリック武勇伝】HIROMIXの写真集、1996年から2013年まで高円寺近辺に住んでて色んなことが変わっちゃったんだけど、HIROMIXの写真集にゴリゴリのパンクスが載ってて、その中の1人がナガシマ君。上京して初めて出来た友達。いつもケンタッキー前に座ってて、2004年にはその感覚が無くなってっしまったので、それを復活させたくてやったのが、このブログのタイトルにもなってる場所っプ。
ナガシマ君も死んっじゃったし、アー柴君も死んじゃった。ずっとメソメソしてるわけにもいかないんだけど、ずっと落ち込んでます。ナガシマ君のお墓は千葉にあるんだけど、頻繁に行けないから、ナガシマ君のお墓をネットに作ってよく墓参りしてる。※3
父親が競馬に狂っていて平日は競馬予想しまくって、土日でギャンギャン購入しまくっている。いくら使っていくら勝ち負けしてるのかは知らないんだけど、アナログ感がエグい。グーグルしらねぇから、ひたすら手書きでデータ書き込んで自分が見るだけの競馬新聞を作って予想して、おそらく外しまくっている。その手書きクオリティというか、労力どうなってんスカ？と。しかもレースが終わると捨てられるので、ちょっと待ってくれーと。どうにか廃棄を免れたリトルビッグデータの一部を公開します。
ガラスケースの中に入ってますが、壁にも飛び出して展示してあるので、丁寧な素麺みたいな文字をご覧ください。ガリ版の職人が活字に近づけて書く文字にも似てる。
おおしばじいじの絵本は、新聞の投書でしった方で77歳で清掃と警備のダブルワークをしながら将来の夢は絵本をだすこと。お金はクラウドファンディングと自己資金でと。夢を諦めないと締めくくられてて、40過ぎたからもう年だなとか思っちゃいけないなと思った。名前を見たことがあって、阿佐ヶ谷に住んでた頃に近所にあった500円で美味い寿司を食べさせる革命を起こすんだ！と言ってた立ち食い寿司屋の大将だったのだ。この大将商売っ気ないけど本当に美味しい寿司を安く食べさせてくれてた。新聞読んですぐに検索して1万円支援したら、寿司屋に来てくれてたなんて嬉しいと返信があった。※4
この後に、大竹伸朗 既にそこにあるもの のやりとりが展示されてますが、今週末から開催されるTABFでの新しい骨董の新作 がバチコン置かれるよていです。
全品解説を目指すこのブログ！読んでから行くか？行ってから読むか？
そろそろお時間となってきたようなので、また！
（※1)宮武外骨と高円寺
高円寺・北中大学 宮武外骨と高円寺散歩ツアー - 酒と彼女と嘘 (id:o33702 / @yestarina) http://d.hatena.ne.jp/o33702/20110703/p1
【北中大学】7月3日高円寺に住んでいた宮武外骨の家まで散歩してきたよー https://blog.goo.ne.jp/bashop/e/c873b593f6656859dd01efe7de7f5414
※3 ナガシマ君のお墓 http://getr.jugem.jp/?eid=40
※4
77歳のおじいちゃん ググってビックリ｜山下陽光｜note（ノート） https://note.mu/ccttaa/n/n84d2a88dfa29
今日から熊本市現代美術館で新しい古本展覧会が始まります。
もう始まって8分が過ぎてる。近所のドトールで書いている。
入ってすぐ右手に明治大正昭和の反骨の新聞作りマン宮武外骨の すきなみちという本が置いてある。貴重な本ですが、手にとってみてください。
宮武外骨が好きすぎて、いや、宮武外骨を好きな赤瀬川原平が好きすぎて、何か出来ないか？と思ってた2001年頃、友達とノッピン新聞を始めた。
毎日、モーガンカフェという当時高円寺にあったカフェに投函する。
これは外骨が日刊不二という日刊の新聞を出していたことによる影響と、ほぼじゃねぇんだよ、日刊なんだよという、急速にインターネットを取り入れようとする世の中への反発で、わら半紙にコピーで毎日発行されていた。それから10年後に震災があって原発やめろ！！！！！！デモを高円寺で2011年4月10日にやった時のデモコース近辺に、宮武外骨が住んでたことがわかり、その場所を調べるツアーをやった。（※1)
その後に、外骨の本、【すきなみち】を手に入れた。外骨の本にこの道が好きとか書いてあるわけじゃないんだけど、このタイトルが好きでいつもどんな本なのか想像してたら、初めて行った古書現世で何か買う本ないかなーと粘って、粘って最後の最後にビカーンと書棚から光って入り込んできた。
僕が読んできた本と本とインターネットを繋ぐ、すきな道がたくさん展示してある展覧会です。
横に並んでる本は高円寺シリーズとも言うべき本で、【素人の乱 】何ページか忘れたんだけど、SWANKYSという1980年代福岡で活動してた伝説すぎるバンドが再結成することについて書かれたページがあります。
中野ロープウェイという雑貨屋をやってるイトウ君とSWANKYSの再結成ライブを観に行って、その感動をみんなと共有したい。という思いからインターネットラジオを始めた。
本にはその辺りのことが詳細に書いてあるし、もっと掘りたくなった方はSWANKYSが再結成したのが2005年頃なので、このブログを調べると出てくると思う。
それがある掲示板にSWANKYSのスレッドが立ってから物語が徐々に動きはじめ、メンバー同士がその掲示板で再会し、再結成するに至る。イトウ君と飛行機に乗って福岡までライブを観に行った。当時路上で呑みまくる場所っプという0円ショップをやってて、その初代アイドルが佐々木賢人という若者で、SSKって呼んでたんだけど、なんか言いにくい。で、天神の古着の催事かでフグのTシャツが売ってた。FUKUYOUとプリントしてあって、イトウ君と爆笑！SSKはFUKUYOUに決まりだね！ってことで、今も映像の世界で活躍してるフクユーの誕生の瞬間！
話逸れた！これ長くなるぞ。
今回、この新しい古本展と、このブログを連動させながらやりたいのは、インターネットが本の保護をしてくれたり、物語の中に入り込ませてくれる有効な作用があるよってこと。
素人の乱の本の中に出てくるSWANKYSの話は山下陽光から見たバージョンで、最近イトウ君のインタビューが公開された。そこで話されてるイトウ君バージョンと２つを読むとより立体的になる。※2
あと、何かの雑誌にもイトウ君がSWANKYSについて話してるのがあった。
2005年にSWANKYSが再結成したのは掲示板の効果が大きくて、ライブが終わって帰って来てからも予熱があったから、インターネットラジオをやることでまたネットの世界に入り込んで再会出来た感覚があった。
インターネットの手触りを忘れないようにするためにリンクを貼ります。
読み込んでから、この展示、もしくは書籍を読むと、物語に入り込める気がする。
この高円寺コーナーには夢眠ねむ、【まろやかな狂気】岡啓輔、【バベる】蟻鱒鳶ル、【アー柴君のサイケデリック武勇伝】HIROMIXの写真集、1996年から2013年まで高円寺近辺に住んでて色んなことが変わっちゃったんだけど、HIROMIXの写真集にゴリゴリのパンクスが載ってて、その中の1人がナガシマ君。上京して初めて出来た友達。いつもケンタッキー前に座ってて、2004年にはその感覚が無くなってっしまったので、それを復活させたくてやったのが、このブログのタイトルにもなってる場所っプ。
ナガシマ君も死んっじゃったし、アー柴君も死んじゃった。ずっとメソメソしてるわけにもいかないんだけど、ずっと落ち込んでます。ナガシマ君のお墓は千葉にあるんだけど、頻繁に行けないから、ナガシマ君のお墓をネットに作ってよく墓参りしてる。※3
父親が競馬に狂っていて平日は競馬予想しまくって、土日でギャンギャン購入しまくっている。いくら使っていくら勝ち負けしてるのかは知らないんだけど、アナログ感がエグい。グーグルしらねぇから、ひたすら手書きでデータ書き込んで自分が見るだけの競馬新聞を作って予想して、おそらく外しまくっている。その手書きクオリティというか、労力どうなってんスカ？と。しかもレースが終わると捨てられるので、ちょっと待ってくれーと。どうにか廃棄を免れたリトルビッグデータの一部を公開します。
ガラスケースの中に入ってますが、壁にも飛び出して展示してあるので、丁寧な素麺みたいな文字をご覧ください。ガリ版の職人が活字に近づけて書く文字にも似てる。
おおしばじいじの絵本は、新聞の投書でしった方で77歳で清掃と警備のダブルワークをしながら将来の夢は絵本をだすこと。お金はクラウドファンディングと自己資金でと。夢を諦めないと締めくくられてて、40過ぎたからもう年だなとか思っちゃいけないなと思った。名前を見たことがあって、阿佐ヶ谷に住んでた頃に近所にあった500円で美味い寿司を食べさせる革命を起こすんだ！と言ってた立ち食い寿司屋の大将だったのだ。この大将商売っ気ないけど本当に美味しい寿司を安く食べさせてくれてた。新聞読んですぐに検索して1万円支援したら、寿司屋に来てくれてたなんて嬉しいと返信があった。※4
この後に、大竹伸朗 既にそこにあるもの のやりとりが展示されてますが、今週末から開催されるTABFでの新しい骨董の新作 がバチコン置かれるよていです。
全品解説を目指すこのブログ！読んでから行くか？行ってから読むか？
そろそろお時間となってきたようなので、また！
（※1)宮武外骨と高円寺
高円寺・北中大学 宮武外骨と高円寺散歩ツアー - 酒と彼女と嘘 (id:o33702 / @yestarina) http://d.hatena.ne.jp/o33702/20110703/p1
【北中大学】7月3日高円寺に住んでいた宮武外骨の家まで散歩してきたよー https://blog.goo.ne.jp/bashop/e/c873b593f6656859dd01efe7de7f5414
※3 ナガシマ君のお墓 http://getr.jugem.jp/?eid=40
※4
77歳のおじいちゃん ググってビックリ｜山下陽光｜note（ノート） https://note.mu/ccttaa/n/n84d2a88dfa29