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トリオフォー&素人の乱シランプリそして場所っプ山下陽光の日記bashop77@yahoo.co.jp

ギャンギャン台湾

2018年10月31日 10時28分36秒 | 場所っプ
ギャンギャン台湾

行ってきました。帰ってきました。

台湾
他人から自分がどういう風に見られているか?
そんな細かいこといちいち気にしてどうすんだよ。何にも考えてねぇよ!というレベルが振りきれてて、久しくこの感じを味わってなかったけれど、客観的な視点が皆無のまんま生きているので、ドチャクソのびのびしている。

日本では、この空間に居る理由を世間にアピールするための説得できるものはコレですという物や記号が必要で、例えるとこんな感じ
1人で4人のテーブルに座るなんて!
他の店の飲み物持ち込んで!
子供入っても大丈夫ですか?
しかし台湾は全部しゃらくせぇ、と。
そんなの誰も何にも思ってない感じが本当に最高すぎて、このほっとかれ具合をもう少し説明してくれよ!と思うんだけど、飯屋でもコンビニでも入店していらっしゃいませとか、ありがとうとか言われなくて、ありゃ?って思うんだけど、そもそも言われなきゃいかんのかね?とか、殆どの物販の店で接客もされないし、聞いたら答えてくれるから、話してくれたから何か安いのでも買わなきゃいけないかな。という全く欲しくないのに客観的にどう見られてるのか考えすぎて買う流れとか1ミリもないから店に入りやすい。
セブンイレブンもファミマも屋台もあって、店員すべてが暇な時に100%スマホ見てるの最高。店員だから水飲まないとか、スマホ見ないとか無い。そんな客観ない。ガン見もガン見。客居ても見る。その振り切れ具合最高で、日本のお客様は神様視点そろそろ少なくしていきましょう。
飲食店の店員が椅子を蹴っ飛ばしながら戻してて、最高すぎて爆笑した。



筆ってる文字。看板やメニューの文字が毛書体で、画数が多いので、小難しいことをドスンと有限公司!と言われてる感じがして説得力がある。
余白に多めの画数を埋め込むことでオフィシャル感が出てると感じたのが台湾の第1印象で、肉!とか牛骨麺、というような何の料理なのかが漢字でわかる。
台湾はとても親日で、日本語やひらがなを見かけることも多く、空間に画数が少ない文字を置きにいってるのは日本的だと感じる。



酒の店 といいう感じでわざと、ひらがなの【の】を使って柔らかさと日本ぽさを出してて、コンビニに売ってるお菓子や雑貨のパッケージとかにもチョロ間違い日本語、ひらがなが多用されていたりする。



画数少ない=かわいい という考えたことも無かった感覚があるっぽいので、ポッポコピーの
【すき だいすき だい 】プリントされた服を着て背中にきらみさ が作ってくれた【すん】 リュックを背負った娘は可愛いの塊のような感じで視線釘付けになってました。



文字が無茶苦茶好きだったことを思い出して、街中の毛書体の看板や文字をたくさん見ているうちに、エドワードフェラの画集を思い出した。


あの本は90年代のアメリカの看板文字をポラロイドカメラで撮影して1ページに分割された画集だった。
edward fella

その感じが現代のインスタグラムっぽいのと、90年代のアメリカや日本の雑多な感じが台湾にあるなーと思う。そう思うと、かつてイギリスで活躍した URUSEI YATSTURA という日本大好きバンドの1stアルバムもポラロイドを並べたジャケだった。

90年代の2018年を見つけるのも面白いと思って早速URUSEI YATSURAの1stを購入した。



ビニール袋の使い方がとても上手で工夫されまくってる。
今までビニール袋の使い方で感心してたのは長崎県大村市にあるなかはち鮮魚店のビニール袋の使い方で、氷もビニール袋に入れて、ラップと新聞紙とビニールの三つ巴のバランスが最高で日本一だと思ってたんだけど、台湾の屋台のビニール袋の使い方はレベルが違った。

飯も汁も熱いのもガンガンビニール袋に入れるし、厚揚げ入れたビニールと、違うのが入ったビニールを交差させて結んだり、薬味と油とゴマを同じビニールに直で生のまんまぶっ込んでそれをテイクアウトのオプションとして同封するセンス。いやコレはもうビニールとの付き合いの長さというか、向き合う距離感が近いとか皮膚感覚として体内に入り込んでるレベル。凄い雑で最高すぎる。






台湾最高でした。