こばなし

日々のよしなしごと

おるがん たま

2005年11月05日 | 音楽
ぼくが死んだ日
おじいさんは二階の屋根で
古いおるがん弾いてくれたんだ
ふいごのはきだすしずかな音楽は
ぼくの背中のビールスたちにも聞こえてる

ぼくが死んだ日
空はどんどん落っこちてきて
大気圏外 まるで映画館の中
ストローくわえたぼくがみているのは
地球のいびつなうそつきのプラネッタリウム!

屋根から突き出す巨きな菌類は
ぼくらのかなしいほいくえんの庭からもみえたよ

ぼくが死んだ日
おじいさんは二階の屋根で
古いおるがん弾いてくれたのに
風船病にやられちゃったぼくの顔は
ぱんぱんだからうれしい顔がちゃんとできない
作詞・作曲:知久寿焼


最近たまばかり聴いている。
昔中古屋で見つけて衝動買いしたCDだけれど、今ではわたしの中でかなり重要な位置をキープしている。
たまは聴けば聴くほど味が出てくる。
染み出てくる。頭から離れなくなる。
こんな人たちは他にいない。

この曲はとても悲しい曲なのに、なぜか笑ってしまえて、少し切ない。
でも死んだときにこんな心境だったら、わたしはいいと思う。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あい)
2005-11-09 17:09:19
この詞って原爆の事なんですかね??読んでて思い浮かんだんですが…。こういう歌詞を不意に耳にすると切なくなります。
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はっ (ばし)
2005-11-09 21:17:08
言われてみればそんな気もしないでもないね…

この歌の背景を何も知らないのでなんともいえませんが。

パソ\コン使えたらすぐ調べられるのに涙

わたしは勝手に菌=伝染病みたいに考えていましたよ。
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 (ヌーノ)
2005-12-19 04:11:21
どうもお初です。軽音の人間からジャンプしまくってココに着きました。俺もこの歌詞は原爆を想像しました。原爆投下されたときの煙幕がキノコみたいだから別名キノコ爆弾と呼ばれてたそうです。「菌類」ってそれを表現しているように感じましたけどね。「風船病」も放射線受けたときの症状みたいですしね。考え過ぎかもしれませんけど。「日記は精神安定剤」なんですね。鬼束ちひろは「私にとって音楽は精神安定剤」と言ってました。以上、長々と失礼いたしました。
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わざわざ (ばしまゆ)
2005-12-19 18:14:50
ご丁寧にありがとうございます。

そういわれたらそうかもしれないですね…

「たま」はやっぱり奥深いです。だから好きです。

日記だけじゃなく、あらゆるものが精神安定剤ですが、

日記によるところは大きいのだと思います。
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