こばなし

日々のよしなしごと

タクシー帰り

2006年01月27日 | 日記
大学のパソコンで、閉校ギリギリまで粘って卒論の修正をしていた。
当然帰りは終電。
終電で帰るなんて慣れたもので、特段心配などなかったはずだった。
しかし何をどう間違えたのか、
いつもなら藤沢行きの電車に平然と乗るのに、
気づいたらわたしは小田原行きの電車に乗っていたのだった

座席に座り込んでうとうとしていたら、
聞きなれぬ駅の名前が耳に飛び込んできた。
即座に上がる心拍数。
もしや…と窓を見ればやはりそこはいつもの駅ではない!!
あわてて電車を降りたものの、
すでに最終藤沢行きへ連絡する電車は、出たあとだった…

自分でも、なぜ間違えたのかが理解できない。
5年間も大学に通っているのに、こんなことは初めてだ。
やっぱり「疲れていた」としか言いようがない。

我が家には車がないので、とにかくタクシーで帰るしかない
わたしは小田急カードを愛用しているので、
「小田急のグループ会社よ! 来い!」と念じていたら、
本当にポイントのつくタクシーが来たので密かにガッツポーズ

タクシーの運転手さんは気さくな人でほっとする。
「なんで小田原行きに乗ったかわからない」とわけを話したら、
「そういうときはあるよ~!」と言ってガッハッハッと豪快に笑った。

運転手のおじさん曰く、
「大山のヤビツ峠の夜景は綺麗だよ~! 彼氏と行きな~」
ということで、車で行けるのだそうです。
いつか行くわ、おじさん…

手持ちがどうにも足りなさそうで、さらに少しでも料金を浮かすため、
母に途中まで迎えに来てもらった。
寒空の下で待つ母を見たおじさんは、
「かあちゃん待たせてんのかよ~! かわいそうに!」
と、また嬉しそうにゲタゲタ笑った。

お金はたくさんかかってしまったが、
なかなか快適なひとときの旅だった
これもひとつの経験ということですね。

ヤビツ峠は本当に夜景の名所みたいです
詳しくはこちら。写真もここから引用。


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