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こばなし

日々のよしなしごと

2005年10月27日 | こばなし
わたしにとって、最も大切な人は、間違いなく母である。
女手ひとつでわたしたち姉妹を育ててくれた。
知らない人でも間違ったことをしていたらきちんと注意できる。
常にやりたいことが溢れていて、それに向かっていける。
わたしは母を本当に尊敬しているし、愛していると思う。

でも、わたしは母のような母親には、絶対になりたくない。
母は最も大事な存在だけれど、同時にわたしを最も傷つける存在でもある。
彼女のひとことで、わたしがどれだけ傷つくかを、彼女は知らない。
理解力はあるから、話せばわかってくれる。
しかし、彼女はまた繰り返す。何度も何度も。
だから、よっぽどのときでなければ、彼女には何も言わない。
言ったところで無駄だし、彼女を傷つけることにもなる。

彼女に非難されたり、怒鳴られるとき、わたしはいつも消えたくなる。
彼女の言うことは常に正しく、わたしもそうすべきであることはわかっている。
もちろん、わたしのためを思って言ってくれていることも。
だから余計に、自分が嫌になる。彼女の言葉を聞きながら、死について考える。

この人はきっと、わたしが死んだら泣くだろう。
自分がわたしを追い詰めていたことすら知らないで。

そう考えて笑みさえこぼれるときがある。自分が怖いし、彼女も怖い。
母のようにはなりたくないけれど、
わたしも気がついたらそうなっているのではないか。
そう考えるだけで怖い。
わたしは嫌な子。

愛と憎しみは紙一重。

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7 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (じゅりるん)
2005-10-27 22:14:49
私と同じ様な事を考えてて凄く驚いた。

祖母が亡くなる前の話しなんだけど、ある時「親ってホント勝手よね、ほんっとそう。」って祖母が漏らしてた。

親も人間だから、完璧な親なんていないけど

言い過ぎてしまったと常に後悔してる

そんなもんだろうと最近思うようになった。
返信する
そうだね (まゆ)
2005-10-27 23:02:39
昔からそういうとこはわたしたち似てたかも

昔は反抗してばっかりだったのに、

こんなこと考えれるようになって、

お互い大人になりましたなぁ
返信する
Unknown (ゆき)
2005-10-28 00:39:57
愛と憎しみは紙一重…って、

なんか脳みそにずしんと来ました。。



…うん。これしか言えません(笑)。



あ、リンク貼らせていただきました☆
返信する
まぁ (ばし)
2005-10-28 00:55:34
別れ話のもつれで恋人を刺してしまったり、

嫉妬に狂って好きな人の恋人を殺してしまったり…

なんてのが顕著な例だよね汗



暗くてごめん

今日は鬱日だわ…
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Unknown (ゆき)
2005-10-28 01:03:55
顕著な例ですな(笑)。



あたしも今日はダメ日です

暗い日もたまには必要です☆
返信する
Unknown (じゅりるん)
2005-10-28 11:05:35
きっと自分が親になった時にはもっと味わう事になると思うけど…

未だに反抗してしまうけど

自分より長く生きているって事は

それだけ自分と同じ思いを味わってきていて、

「子供には同じ思いをさせたくない」

って思うからこそ言っているんだよね。

返信する
 (ばしまゆ)
2005-10-28 18:24:40
ゆき殿

鬱な日でしたが最後にいいことがありました

これから書くけどね



じゅり殿

わかっちゃいるけど…なんだよね

近い存在だから余計にややこしい。

「親の心子知らず」とはよく言ったものだ…

逆もしかりですが。
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