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こばなし

日々のよしなしごと

セロと自分の役目

2006年06月20日 | テレビ
テレビでマジシャン・セロの特集を見る。
イケメンでマジックもできるなんて。
マジックにも圧巻。
ちょっとファンになりそう。

手品なんて見たこともないネパールの子どもたちに、
マジックを見せに行くという企画は素晴らしすぎる。
貧しい子どもたちには決まった未来しかない。
夢を見ることよりも、勉強することよりも、
明日の暮らしのほうが大事だから。
娯楽だってあるわけがない。

マジックを見て驚き叫ぶ子どもたち。
涙が止まらないわたし。
優しくて暖かい人たち。

生きることは苦しみだけれど、やっぱり美しい。

わたしの役目ってなんだろう。

貧しい人はいなくなってほしい。
戦争なんてなくなってほしい。
地球を壊さないでほしい。
意味なく動物を殺さないでほしい。
誰も泣かないでほしい。
みんなしあわせでいてほしい。

わたしは何がしたくて、
わたしに何ができるんだろう。

画:世界 field/box

HAPPY Xmas SHOW!

2005年12月24日 | テレビ
高校の友だちから夜ごはんのお誘いがあったのだが、
どうにも卒論が終わりそうにないので、泣く泣くお断りした

パソコンに向かいつつテレビをつけていたら、
HAPPY Xmas SHOW!が始まった。
そうだった、ORANGE RANGEが出るから見なければ! と思い出した。
そんな不純な動機で見ていた番組だったが、意外に大人向けで素敵な音楽番組だった。
コブクロと佐藤竹善のハーモニーは素晴らしかった。
佐藤竹善の声はいつ聴いてもたまらない。
ゴスペラーズと鈴木雅之のコラボも素敵。ため息。
稲垣潤一の「クリスマスキャロルの頃には」が、
あんなに切ない曲だということに初めて気づく。
玉置浩二の「プレゼント」に癒された。綺麗な曲。
♪悲しいことも そっと抱いてごらん それは優しさに いつか変わるんだ♪
思わずじ~ん。
charだったりシンディー・ローパーも出てきたりして、
テレビの音楽番組には珍しいレベルの高さ。
ただ浜崎あ◯みだけは余計だった。
なんでいつも演歌調に声をのばすのだ! 頼むからやめてくれ。
浜崎と野村◯男の2ショットを見るたび、
思わず爆笑してしまうのはきっとわたしだけではないはずだ。

山崎まさよしに思わずときめく。
こういう犬みたいな男の人がわたしは好きだ。
その後ORANGE RANGEが出てきて、
「クリスマスでも常夏の曲をやるぜ」などといって、
「恋せよセニョリータ」を演奏し始めた。
ただクリスマスの曲を突如やるなんていう技量がないだけじゃないのか?
と思わず毒を吐いてしまう。
わたしの好きなギターのNAOTOが髪を切っていてかっこよくなっていた!
「そうだそれ!」と思わずテレビにつっこむ。
「あとは眉毛がもっと太かったら最高」なんて勝手なことも。
しかしやはりNAOTOはたいして映らない。
この人ソロになってプロデュースとかしたらいいのに。
そしたらもっと好きになる。

しばし妄想にふける。まさよしNAOTO 結婚するならどっちか?
激戦の末NAOTOが勝利する。
勝因は若さ、ちょっと前にうたたねしてたらNAOTOが夢に出てきた、結婚したら沖縄暮らし等。
自分でも自分の阿呆な妄想に馬鹿馬鹿しくなるが、妄想中はいつでも真剣。

番組の節々に、松任谷正隆と中村雅俊の対談が組み込まれていた。
BGMがジャズだったので、クリスマスのジャズコンサートなんていいなぁと考える。
いつかそんなクリスマスを迎えてみたいものだ。

最後は「HAPPY XMAS (WAR IS OVER)」で終わる。
なんて素晴らしい選曲。
わたしはこの曲を聴くとどうしても泣いてしまう。
だっていい曲すぎる。あったかすぎる。優しすぎる。
聖夜にすばらしくふさわしい曲。

いい気分でそのまま終わりたかったのに、
番組の中のミニドラマに出てきたすこぶる貧相なサンタと、
「あ、サンタさんだ」「サンタだよ」というカップルの台詞に、
そこは「サンタが出たぞー!!」だろ!!! とつっこんでしまう。
あたしゃ病気か…

こちトラ自腹じゃ!

2005年12月23日 | テレビ
虎の門の中の「こちトラ自腹じゃ!」コーナーが好き。
井筒監督の意見については、きっと賛否両論あるだろうし、
ときどき言い過ぎかなぁとも思うが、わたしは彼を嫌いではない。
わたしは自分ではあまり意識していないのだが、どうやら毒舌家らしい。
ただ思うままのことを言っているだけなのだが、それが結局「毒」らしい。

井筒監督は正直な意見しか言わないからいい。
映画を取り上げて紹介する番組は、たいていあたりさわりなく誉めることしかしない。
仕方のないことなのかもしれないが。
だから井筒監督がはっきりと映画をけなしている姿を見ると、気分が良くなる。
それに彼の言うことは、実際当たっていることのほうが多い。
その証拠に、彼が星3つをつけた映画にハズレはないと、わたしは思う。
今回彼は「SAYURI」を観ていたのだが、わたしが違和感を覚えたことすべてを言ってくれたので、
思わず拍手を送ってしまった。

疑問点
なぜ京都が舞台の映画を英語でやるのか?
なぜ日本人の役者にわざわざへたくそな英語を喋らせなければいけないのか?
なぜ芸者の役が中国人なのか?
なぜ日本人であるはずの芸者の目が青いのか? ←阿呆か!!
「芸」というものをきちんと理解しているのか?


井筒監督が全部言ってくれたので、もやもやがすっきりした
こういう映画をよりによってハリウッドが作っている。馬鹿みたい。
とことんB級映画だったら、駄作ぶりも楽しめるのに。

「こんなもんはアメリカの植民地映画だ!」
なんてうまいこと言うんだろう。井筒監督!

夜回り先生水谷修

2005年11月04日 | テレビ
水谷先生のドキュメンタリー。
去年彼のドキュメンタリーを見て、わたしは彼のことがとても好きになった。
彼は高校教諭という仕事をしながら、繁華街の夜回りをしたり、
日本じゅうを講演してまわったり、メールや電話でたくさんの子どもたちの相談にのったりして、
たくさんの人たちを助けている。
彼のしゃべり方はとても優しく穏やかで、
声もすごく優しい。
今回のドキュメンタリーでも、前回と同じメッセージを伝えていた。

以下水谷先生の講演の大体の要約。
今は攻撃的な言葉が溢れています。
子どもたちは誉められるよりも、怒られることのほうがずっと多くなった。
お父さんはいい。
会社で嫌なことがあっても、奥さんに当たり散らして、どこかの飲み屋でうさばらしすればいい。
お母さんはいい。
子どもに当たり散らして、夫にお昼代500円を握らせて、自分は3000円のランチを食べていればいい。
でも子どもはどうですか?
子どもには、昼間の学校と夜の家庭しかない。
だから夜の街にくり出し、悪さをする。
学校で気に入らない誰かを痛めつける。いじめです。
では誰かを傷つけることなどとてもできない、優しい子はどうでしょう。
そういう子は部屋に閉じこもり、ひたすら自分を責めます。すべて自分が悪いのだと思い込む。
そして自分の体を傷つけ始めます。リストカットです。
夏場は半袖のためアームカット。フェイスカットまで行くと大変です。これは男の子に多い。
もしご自分のお子さんがリストカットしていたら、どうしますか?
きっと大抵の親はこう言うでしょう。
「何してるの!? こんなことやめなさい!」
リストカットを止めてはいけません。
ガス抜きをするためにリストカットをしているのに、止めてしまったら破裂してしまいます。
リストカットの原因を取り除かない限り、止めることはできません。

大抵の親はよく言います。
「うちの子にはいいところが一杯あるんです!」
でも子ども自身がそれに気づいていなかったら?
言葉に出して言いましょう。
「あなたが何より大事なのよ」
「お前は本当に優しい奴だ」
どうぞ目一杯お子さんを誉めてあげてください。


番組スタッフの「命を削ってますね」という言葉に対して。
「とんでもない。子どもたちの笑顔のために僕は生きてる。
これをしてなかったら、僕はとっくに死んでますよ」


満足に眠ることもままならず、人のために走り回る水谷先生。
前もそうだったけれど、この番組の3分の2くらいはずっと泣き通しだった。

「生きてるだけでいいの?」

そう問いかける少女の、か細くて弱々しい声が、頭から離れない。

24 シーズン3最終回

2005年10月09日 | テレビ
24のシーズン3が、ついに終わった。
次回への期待を持たせつつ、幕を閉じた。
いつもそうだけれど、見終わった後には、24時間分の出来事が、頭の中を駆け巡る。
たかがドラマ。されどドラマ。

最後の最後で、主人公ジャック・バウアーが見せた涙に、
胸がいっぱいになり、もらい泣きしてしまう。
「任務中は、時に冷酷にならなくちゃいけない」
そうはっきり言い切ったジャック。
でも、そんなに簡単に、人は冷酷になれるものではない。
誰にも見せない、ジャックの涙。

彼の演技は、とても素敵だと思った。
彼の出ている「Stand By Me」以外の映画も何か見てみたいな。