
さぬき映画祭2009で審査員特別賞を受賞した映画「青き島よりGO!」のロケ風景を写した写真展が香川県高松市サンポートのe―とぴあ・かがわで開かれ、半年間にわたる撮影の現場風景やロケ地の自然豊かな景色など約70枚を展示している。17日まで。
映画は丸亀市広島が舞台で、島や家族からの自立に悩む女子高校生の成長を描いた作品。同市出身の林一臣監督(56)の下、地元住民や県内のボランティアらで製作した。
展示している写真は、主に主人公の父親役を演じる中尾格(いたる)さんが撮影したもの。本番を前に演技の練習をする役者の様子やカメラマンらスタッフが撮影に奮闘する姿のほか、広島の雄大な自然風景などを写した作品が並んでいる。林監督は「地元の人の熱気が詰まった作品。映画には出てこない風景なども展示しているのでぜひ見てほしい」と話している。
16、17の両日には映画の完全版を同所で上映する。前売り券は千円。ローソン各店などで販売中。
【ストーリー】
同映画は丸亀沖合の離島・広島などを舞台に、採掘場で働く父と血のつながらない娘のきずなを描く家族再生の物語。1月に高松、丸亀両市でオーディションを行い、応募者40人の中からヒロイン・吉見唯役に観音寺市の高校2年生横山紗織さん(17)、唯の父親役に坂出市のカメラマン中尾格(いたる)さん(49)、母親役に俳優佐々木愛さん(36)らを選んだ。
製作には映像作家で四国学院大非常勤講師の今井龍二さんが撮影監督として参加しています。
『青き島よりGO!』で主役の広島で育った少女『唯』を演じる横山紗織さんはオーディションで選ばれた地元高校生です。
『青き島よりGO!』公式サイト

美空ひばり - みだれ髪