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BAR☆CAFE'日記

マスターの独り言を綴ります。

香川県善通寺市善通寺町℡0877(63)3443
営業時間19:30~25:00

おしぼり

2012-05-12 00:23:00 | 業界用語



飲食店に入ると、よほどでない限り出てくるおしぼり。


最近は紙のおしぼりなんていうのもありますが、やはりタオル地にこしたことはない。


そして、たかがおしぼりだと侮れないのです。


おしぼりに香りを付けることでお店の印象も良くなるのです。


とくに日本人に多く見られる、顔を拭く人にとっては直のこと。


私の店も、おしぼり用芳香剤は高くて買えないので柔軟剤で代用してますが、凄く評判の良い柔軟剤もありました(商品名を忘れてしまった)。


サービスとは奥深い。








【おしぼりの歴史&由来】


おしぼりの歴史は、『古事記』や『源氏物語』の時代まで遡ると考えられています。お公家さんが客人を家に招いた際に出す“濡れた布”でした。

その後、江戸時代になり木綿の手ぬぐいが普及し、旅籠(今の旅館)の玄関に旅人のために水を張った桶と手ぬぐいを用意されるようになった(時代劇でよく見るやつ)。

客は手ぬぐいを水に浸してしぼり、旅で汚れた手や足を拭うのです。

この“しぼる”という行為が、おしぼりの語源だと言われています。



るるるの歌~おしぼり総集編~

左利き

2012-04-04 00:42:12 | 業界用語



よく、酒好き(酒飲み)の人を“左利き”とか言います。


では“左利き”が酒好きの代名詞になったのか!?


佐渡金山、遊女屋、左甚五郎と、これが“左利き”のキーワードとなります。


昔、佐渡の金山で金鉱掘りが盛んだった頃、佐渡の遊女屋や飲み屋で、酒飲みのことを“左利き”と呼んでたらしい。


金鉱を掘るには、左手にノミ、右手に木づちで掘るわけです。左手は『ノミの手』なんです。


そう“ノミの手”すなわち“飲み手”ということ。飲み手は左手、だから左利きだと言うわけです。


胡散臭いけど、この語源が一番有力な説のようです。


彫師・左甚五郎も左利きと言われていますが、実は右手で彫っていたのに酒好きだったから“左利き”と言われているという説もある。


また、江戸時代、武士はいつ何時でも刀を抜けるようにと盃は左手、右手はいつもあけていたからという説もあります。


どれを信じるかは貴方しだい。



【ミスチル】tomorrow never knows歌ってみた【春の左利き】

ジャパニーズ・ウイスキー

2012-02-16 00:45:32 | 業界用語
そもそも“ジャパニーズ・ウイスキー”は、製法としては“スコッチ・ウイスキー”を手本としたものです。


そして『日本ウイスキーの父』といえば、ニッカウヰスキーの創設者“竹鶴政孝”です。


では、日本におけるウイスキーのパイオニアはニッカか!?というとそうではなく、日本初の本格ウイスキー『白札』を販売(1929年)したのは寿屋(現在のサントリー)なのです。


竹鶴氏は、ウイスキーの製造技術を学ためにスコットランドのグラスゴー大学に留学しました(1918年から三年間)。


当時、第一次対戦後の不況下でも『赤玉ポートワイン』の売れ行きが好調だった寿屋の創設者“鳥居信治郎”が帰国後の竹鶴氏を寿屋に招き入れた。


そして彼を責任者として京都の山崎に蒸留所を建設し本格的にウイスキー造りに着手したわけです。


その後、竹鶴氏は寿屋を退社(1934年)し、同年に『大日本果汁』を設立しました。


場所として選んだのは、ウイスキー造りに最適な土地と考えた北海道“与市”に蒸留所を築きました。


これが簡単な“ジャパニーズ・ウイスキー”の歩みです。



琥珀色の夢を見る―竹鶴政孝とニッカウヰスキー物語/松尾 秀助
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ウイスキーが、お好きでしょ(英語版) スリー・グレイセス

二八(ニッパチ)

2012-02-10 00:44:39 | 業界用語



二八はニッパチと読み、業界では景気の悪い二月と八月を意味します。


また、飲食業界に限らず多くの業界でも景気が悪いとされています。


明確な理由は解りません。単に寒い暑いというものや、年末年始が忙しかったので二月は暇。八月はお盆で帰省(旅行)で暇とか。


しかしニッパチに関する調査で、二月八月の外食は少ないかの問いに“変わらない”という回答が一番多かったようです。


私の推測は、企業は三月九月が決算なので二月八月が何かと慌ただしい。会社としての飲み会も少ないんじゃないかと。


まぁ、私の店は“ニッパチ”じゃなく“ツウネン”です。



スチャダラパー / ヒマの過ごし方

居酒屋

2012-02-07 01:28:41 | 業界用語



元々『居酒屋』とはどんな店なのか!?


辞書には『店先で安く酒を飲ませる店』とあります。


私たちが思い描く居酒屋とはニュアンスが異なります。


そもそもは酒の小売りの店(酒屋)が店先で安く酒を飲ましたのが始まり。


発祥は江戸時代。江戸の町や漁港などの酒屋やルーツのようです。


当事の酒屋は、樽からの量り売りが主流でした。客は容器(徳利など)を持参して、必要な分量を買っていたのです。


江戸の町には職人や労働者、浪人などが数多く住み、漁港には出稼ぎの漁師もたくさん住んでいた。


一人暮らしの独身も多く、一人酒がいつしか酒屋の店先で、買った酒を飲むようになっていった。


そうなると酒屋も商売。『居酒致し候』など貼紙をして、店で飲んでもいいですよとアピールし、簡単なツマミも出すようになっていった。


まぁこれが“居酒屋”の原点といったところでしょうか。


最近では見掛けることが少なくなりましたが、今でも店先で立ち飲みのできる酒屋があります。


見つけたらチャレンジしてみては!それが居酒屋の原点です。



Kanako Minami (南かなこ) - 居酒屋サンバ (Izakaya Samba)

肉きゅ~

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