ばん馬のいる風景-BANEI Photo Gallery -

ばん馬の写真とコラム。2021年夏まではツイートまとめも載せています。

今年のばん馬大会

2014-03-01 10:46:31 | 2014年ばん馬大会
雪がまだまだ残る北海道ですが、日差しも強くなり、春の訪れを感じられる季節になりました。
今月末から、東北地方ではばん馬がスタートすると思われます。

Facebookでも紹介した今年の情報です。
厚沢部町観光協会に電話してみたところ、今年の厚沢部ばん馬大会の開催は5月18日だそうです。※11日になりました
森町はさくらまつりが5月3日~18日。ばん馬は第2日曜なので5月11日でしょうか。(18日だそうです)昨年と同じく、森からのスタートとなるかと思います。
これからの情報をお持ちの方はぜひ教えてください。
https://www.facebook.com/kusabanba

※その後、厚沢部町観光協会さんからコメントがあり、11日に変更になったそうです。

厚沢部は、以前はばんえいの開催終了後と能検の間の日曜であることが多く、たまにばんえいの騎手が来ることもあり楽しみにしていました。しかしここ最近はばんえいの開催が早まるなどの理由で日程が合わず、5月中旬が続いていました。
今年は4月6日の開催ができそうなので期待していたら、昨年に引き続き5月中旬とのこと。このままこの日程で続けていくことになるのでしょうか。


さて、草ばん馬大会には現役馬も出走することがあります。普段平地競馬を見ている方にとっては考えられないことですが、昔は林業や農耕のお仕事の合間にレースに出ていたという歴史を持つばんえいならではのルールです。

私もばん馬大会に行って現役馬の写真を撮りますが、載せてていいのか不安に思ったので、主催者に出走について確認してみました。もちろん大丈夫とのことでしたので以下解説。

まず、祭典ばん馬(草ばん馬のこと)があるからこそのばんえいということで、主催者側も奨励しようという考えが根底にあるそうです。歴史的な理由もあるし、中には競馬よりもばん馬大会をメインに楽しんでいる馬主さんもいるので、競馬に来てもらいやすくすることで、頭数確保やお互いの盛り上がりにもなります。

一度競馬場を出た馬は、通常はレースの7日前入厩が原則です。
ただ、祭典ばん馬のための外出に関しては、5日前入厩の特例があります。だいたい日曜にばん馬大会が行われますから、これだと土曜にレースが組まれたとしても出走が可能になります。
ただし、競馬場内で病気が流行った場合などは、出入りが制限されます。

ばん馬大会に積極的な馬主さんの馬を預かる調教師も、競馬場からばん馬大会を盛り上げよう、と馬を連れてくることがあります。馬にとっては気分転換や調教にもなるそうです。現役馬以外では、草ばん馬専用として馬主さんが家で飼ってる馬もいれば、デビュー前の1歳馬の練習やお披露目、種馬の運動という目的もあります。
中には「レースで走って遊びでも走らすのはかわいそう」といって草ばん馬を使わない人もいますし、考え方は人それぞれです。

ばん馬大会は、主催者や周りの方々の努力によって、ここまで長く続けられています。目的は、自分たちが楽しむため、ということなのでしょうし、それを目の前で感じられる人馬一体のレースはエキサイティング!!
ただここで紹介することくらいしかできませんが、楽しませてくれるみなさんには本当に感謝です。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2013年鹿追町競ばん馬大会 ... | トップ | とかちマッシュ杯 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
厚沢部町・ばんえい競馬日程 (厚沢部町観光協会)
2014-04-10 12:30:10
お世話になります。
厚沢部町観光協会です。
つい先日の馬事振興会の会議で5月11日に変更になりました。申し訳ありません。
日程が合うようでしたらよろしくお願いします。

返信する
Unknown (ゆか)
2014-04-11 18:14:34
ご丁寧に、ありがとうございます。わざわざ書き込みいただきありがとうございました。
11日に変更でしたか、森が11かと思っていたのでこちらも変更になるのでしょうか…
道南は遠くなかなか行けないのですが、花見がてら行ければと思います。
返信する